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Jリーグチームの観客誘致圏や
観戦者の行動を調査
また、同じ2005年度から梶島先生の研究室で「Jリーグ」研究もスタートした。Jリーグクラブと地域との関係のあり方や、ゲームの開催が地域に与える影響などを研究するのが目的で、主に観客誘致圏と試合観戦後の行動を明らかにするためにアンケート調査を実施した。
2005年度の調査日は10月22日。埼玉スタジアムで行われた大宮アルディージャ(ホーム)対浦和レッズ戦の観戦者が調査対象となった。アンケートは、スタジアムゲート前で観戦者の属性なども含む調査票を配布し、後日郵送またはeメールで回収する方法を採った。では、その結果、どのようなことが分かったのだろうか?
「観客誘致圏については、全国から観戦者が来ていることが分かりました。遠くは沖縄県や岩手県からも来ていましたね。ただ、数のうえでは首都圏が圧倒的でした。なかでも埼玉県が約8割を占め、さらに絞れば浦和周辺や大宮周辺の方が多かったです。つまり、観戦者の中核になっているのは、さいたま市内に形成されたサポーターだということがきわめて明確に表れたのです」
サポーターにとってサッカー観戦は
日常の文化として定着
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梶島邦江(かじしま くにえ)
日本女子大学家政学部住居学科卒業。ストックホルム大学国際学部大学院。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程終了。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。聖徳大学短期大学部助教授を経て埼玉大学教養学部教授に就任。博士(工学)。
■梶島研究室
http://www.kyy.saitama-u.ac.jp/~kajisima/
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一方、試合観戦後の行動については、スタジアムを出てから家に帰るまでに、どこで何をしたかを調べたが、こちらも興味深いことが分かったという。
「非常に印象的だったのは、サポーターの方たちはサッカーのゲームを見るのがきわめて日常的な行動になっているということです。約4割の方が、どこにも立ち寄らず家に帰っています。これはとくに、さいたま市およびその周辺の方に目立っていました。そういう方たちにとってサッカー観戦は特別なことではなく、日常の1コマなんですね。これはすごいなと逆に思いました。サッカーが生活の文化になっているということです」
行動パターンを具体的に見ると、まっすぐ帰宅する人が41%、外食が30%、買い物が16%、外食と買い物が5%、その他が8%という結果になっている。
アンケートでは、何らかの活動をした人の支出額も調べている。その平均額は約2700円だった。研究室の試算では、このゲームによって合計約2000万円ぐらいが地域に投下されたことになる。
また、JR浦和駅西口にはレッズのサポーターが集まることで有名な居酒屋があるが、そこに立ち寄った人の多くは東京都内から来た観戦者だった。これについて梶島先生は「東京からわざわざゲームを見に来たので、余韻を楽しんで帰る、という方も多かったのではないでしょうか」と分析している。
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●試合観戦後の行動
(埼玉大学教養学部梶島研究室
「サッカー観戦者行動調査」より)
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