「コンピュータ画面上のスタートボタンをクリックすると、画面中央に単語の穴埋め問題が提示されます。たとえば『す★め』というように。被験者は、思いついた単語を声で答え、実験者は答えを書き取ります。その直後に被験者は★印をクリックします。そうすると、乱数発生器によって複数の単語のなかからランダムに1つの単語が選ばれ、画面の四隅にサブリミナル提示されます。被験者には★印を見つめ続けてもらうので、四隅の情報は読み取ることができません」
この実験は、取材時に体験させていただいたが、画面の★印を見ていると四隅で何かが点滅しているのはわかっても、情報としては感知できない。こうしたサブリミナル提示にしたのは、サブリミナル刺激のほうがESPが現れやすいとされているからだ。
実験方法に改良を加え
4月から本格的な実験を開始
実験は、石川先生のゼミの学生や一般学生、教職員など約30名を対象に行われたが、この範囲では予知につながるような有意味な結果はまだ出ていない。もともと、このときは予知実験のアイデアを提案することと、本格的な実験に向けて問題点を明らかにすることが主眼だった。その後、実験方法の改良に取り組み、新たな実験システムが完成した。
「主な改良点は、被験者が答えた単語を書き取るのではなく、回答後に画面上の文字を指定する方法にしたことです。書き取る方法だと、聞き間違いや書き間違いが起こる可能性があり、実験データを分析するときにも時間がかかるからです」
被験者は、たとえば『す★め』という問題に『すずめ』と声で答えてから、文字列を表示するボタンをクリック。表示された文字列から★印にあてはまる『ず』を選んで再びクリックする。その直後、画面四隅にランダムに選ばれた単語がサブリミナル提示される。
新システムを使った実験は、この4月から開始する。実験データは、少なくとも50人分、多ければ200人分ぐらい集める計画だ。
《つづく》
(次回は「念力(PK=サイコキネシス)実験について」です)
■明治大学
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