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オリンピックにみるように、プロスポーツの世界は巨大なビジネスの側面を持っている。前回は、早稲田大学スポーツ科学学術院・原田宗彦先生に、スポーツビジネスの具体的な研究テーマについて説明していただいた。今回は、テーマの1つであるJリーグを切り口にして、スポーツのマーケティングについて、話を伺ってみよう。
Jリーグの年間収入は
イングランドの20%弱
プロスポーツの中で、その誕生から現在までを多くの人が知っていて、関心も高いのがサッカーのJリーグ。原田先生は、そのJリーグの経営諮問委員会委員も務めている。そこで、Jリーグの研究を中心に、3つの視点ごとに話を伺っていくことにした。まず、マクロの視点ではどのような研究に取り組んでいるのだろうか。
「ひと口にマクロの視点といっても、いろいろなテーマがあるので、一例としてサッカーリーグの収益構造についてお話ししましょう。世界各国のサッカーリーグの放送権料はどのくらいでチケット収入はどのくらいかといった収益構造の比較や分析です。
具体例として04〜05年シーズンを見てみましょう。『ビッグ5』と呼ばれる、イングランド、イタリア、ドイツ、スペイン、フランスのリーグとJリーグを比較してみると、その規模や収益構造の違いが分かります」
原田先生の説明を要約すると次のようになる。ビッグ5のうち最も収入が多いのはイングランドで、19億7,400万ユーロ(1ユーロ=150円換算で約2,961億円)、最も少ないフランスでも6億9,600万ユーロ(同1,044億円)。これに対しJリーグは3億7,000万ユーロ(同555億円)だ。
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 ▲原田 宗彦 教授
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