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――卒業生の進路は?
就職先は製菓・製パン、カフェやレストラン、ホテルなど。レストランサービス実習やカフェサービス実習は、自分の適性に気づくきっかけにもなっているようで、作ることよりもフロアサービスの仕事にやりがいを感じて、卒業後の進路をホテルやレストランのフロア業務に定める学生もいます。
他校の製菓関連の学科に入学している学生は、パティシエや和菓子職人など、将来の目標が明確な学生がほとんどではないでしょうか。もちろんそれはいいことですが、社会経験も少ない高校生の段階で、皆が皆、将来の目標を絞り切れているとは思えないし、専門学校で学ぶうちに志望を新たにする学生もいることでしょう。
将来に幅を持たせたカリキュラムで、志望を確認しながら学ぶことができるのが製菓・カフェ経営科です。漠然とでもいいから飲食に関心があれば、それを足がかりに学ぶことができます。
大切なのは、サービス業に対する理解を深めること。それはお客様本意で考える姿勢となって現れます。それができるようになれば、サービス業全般で通用します。
レストランサービス実習やカフェサービス実習を体験すると、学生は明らかに成長します。きっと、販売体験を通して、サービスの本質がわかるからではないでしょうか。
■ Reporter's note 
市場規模を金額ベースに換算して、1兆円を超えていたり、超える見込みがあったりする産業のことを“1兆円産業”と呼びます。2006年の家庭用ゲームソフトウェアおよびハードウェアの総出荷金額が1兆6,323億円。うち、国内市場に向けた出荷金額は6,799億円でした(社団法人コンピュータエンターテインメント協会推計)。日本が誇るゲーム産業の実績です。1兆円の大きさがわかります。
では、外食産業の中でも、料飲を主体とする喫茶店の市場規模はどれくらいあるのでしょうか。財団法人外食産業総合調査研究センターの推計によると、2006年が1兆566億円、2007年が1兆571億円、ピーク時の1982年には1兆7,396億円を記録しています。たかが喫茶店。されどその実態は1兆円産業にほかなりません。
喫茶店の商品には、味や香りばかりでなく、また来てみたくなる居心地のいい空間も含みます。“すでにある街”の雰囲気に見合った店づくりが必要なのはいうまでもありません。その上にオリジナリティを加味して、はじめて顧客に支持される店ができるのではないでしょうか。今回取材した製菓・カフェ経営科のカリキュラムには、コーヒーや紅茶の煎れ方、お菓子の作り方といった技術面もさることながら、店舗経営に欠かせないものの見方や考え方に、体験を通してふれる機会が設けられているように感じました。
近年、企業が母体となってチェーン展開するカフェが各地に進出し、個人経営の喫茶店は苦戦を強いられているようです。けれど、チェーン店の進出は無個性な都市部に限られ、地域のにおいが残る街では、まだまだ、個人店の香り立つコーヒーや評判の軽食が顧客の足を誘います。総務省統計局が発表した「平成16年サービス事業基本調査」によると、喫茶店の事業所は8万3,137事業所。うち、個人経営は6万8,301事業所と、8割以上を占めています。
■東京栄養食糧専門学校 製菓・カフェ経営科
http://www.shokuryo.ac.jp/cafe/index_2.html
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