第7回 東京の専門学校(6) vol.1

2007-11-05UP

バイオリン製作科
(前編)


専門学校ESPミュージカルアカデミー
(東京都新宿区)

第12回 東京の専門学校(11)
鉄道交通ビジネスコース
vol.1 前編

第11回 東京の専門学校(10)
製菓・カフェ経営科
vol.1 前編
vol.2 後編

第10回 東京の専門学校(9)
薬業科
vol.1 前編
vol.2 後編

第9回 東京の専門学校(8)
1級自動車エンジニア科
vol.1 前編
vol.2 後編

第8回 東京の専門学校(7)
写真科
vol.1 前編
vol.2 後編

第7回 東京の専門学校(6)
バイオリン製作科
vol.1 前編

vol.2 後編

第6回 東京の専門学校(5)
声優・アナウンス専門課程
vol.1 前編

vol.2 中編
vol.3 後編

第5回 東京の専門学校(4)
グラフィック・メディア専門科
vol.1 前編

vol.2 後編

第4回 東京の専門学校(3)
眼鏡学科
vol.1 前編

vol.2 後編

第3回 東京の専門学校(2)
サッカーエキスパート学科

vol.1 前編
vol.2 後編

第2回 東京の専門学校(1)
ショップビジネス学科
vol.1 前編

vol.2 後編

第1回 プロローグ
東京の専門学校


『キーワードで探る専門学校のカリキュラム』(全20回)
雑誌「ドリコムアイ」に掲載された記事をPDFファイルでご覧いただけます。

 全国から入学者を集める東京の専門学校にスポットをあて、教職員インタビューを通じてそのカキュラムに迫ります。

 楽器の多くはヨーロッパで生まれ、時代を越えて受け継がれてきました。その1つであるバイオリンの製作技能を身につける専門学校が、東京にあります。専門学校ESPミュージカルアカデミーを訪ね、金井義政先生に話を伺いました。


「ものづくり」をキーワードに
集まる学生


――どのような入学者が多いのでしょうか。

 大半は高校を卒業してすぐに入学してきますが、なかには大学を卒業してから、社会を経験したりした上で入学してくる学生もいます。その出身地は関東中心ですが、バイオリンの製作技能の修得を目的にした専門学科が全国的にめずらしいこともあって、東北や九州からの入学者もいます。でもそれは他学科も同じだと思います。バイオリン製作科にきわだった特徴というわけではありません。


▲金井 義政先生

――楽器、なかでもバイオリンを作る……高校生にはなかなか考えつかないことのように思えるのですが。

 
確かに小さいころからバイオリン作りに憧れていたという人はほとんどいないでしょうね。でも、教室などに通ってバイオリンに馴染んできた人は少なからずいて、そのなかには社会に出てもバイオリンにかかわっていたいと思う人もいるわけです。

 演奏家をめざして頑張ってきたけれど、力の限界を感じてその製作に方向転換してきた学生がいます。その一方で、これまでバイオリンとのかかわりはまったくなかったけれど、ものを作ることが大好きという高校生が、インターネットなどでバイオリン製作科を、みつけて入学してくる場合もあります。

 演奏から入って製作を志すケース、「ものづくり」をキーワードに入学してくるケース、入学の動機はさまざまです。


――音楽性と製作技能、まったく違う技量だと思いますが、その両者を身につけるわけですよね。

 
バイオリンは繊細な楽器です。かたちだけをまねて作れば、それで楽器としての機能まで満たしてくれるわけではありません。確かに製作者には音楽的なセンスが必要です。逆に、バイオリン製作はあくまで「ものづくり」の世界ですから、音楽的なセンスだけで作れるわけでもありません。

 そのため、バイオリン製作科のカリキュラムは音楽性と製作技能の両方を養うことができるように編成しています。


《つづく》


■専門学校ESPミュージカルアカデミー
http://www.esp.ac.jp/



▲「バイオリン製作科」の時間割