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自動車整備士を検定試験で認定する制度が発足した当初から、その受験資格は、1級から3級まで、実務経験や学歴などによって定められていました。ところが、長らく1級試験が行われることはなく、つい最近まで、自動車整備の最上級資格は、事実上2級だったのです。1級試験のスタートは2002年。9,107人の筆記試験受験者のうち、口述、実技試験までクリアできたのは330人という狭き門でした。
以降、専門学校がその養成に乗り出したこともあって、近年では毎年800人程度の1級整備士が生まれています。養成施設として認定された専門学校を修了すると実技試験が免除されます。しかし、2007年11月に行われた1級筆記試験を受験した2,315人のうち、合格したのは324人と、難関試験であることに変わりはありません。筆記試験合格者よりも最終合格者の方が多いのは、筆記・口述試験の合格歴を2年間持ち越すことができるからです。
今回取材した1級自動車エンジニア科の最大の特徴は、1級試験の合格そのものよりも、1級試験に向けた学習を通じて技術者を養成しようとしている点にあると感じました。これまで専門学校卒業者を受け入れてこなかった、あるいは結果的に大卒者ばかりを採用してきた自動車メーカー等の開発部門をターゲットに、人材ニーズを調査して、それを実現させるカリキュラムを編成。専門学校本来の役割である、特定の業界や職業に必要な技能の習得に向けた教育を、修学期間を大学と同じ4年間にすることで実現させました。
学生は在学中に2級整備士の資格を取得して、開発・研究のベースになる学術的な理論や技術を学びます。自動車が好きで入学してきた学生ですから、自動車にまつわる知識や技術の吸収力は高いに違いありません。
身につけた知識や技術を、自動車レースなどの競技会に参戦するなどして試す機会も設けるとのことです。こういった競技会には大学チームも多く参戦します。自動車を専門に学ぶ4年制専門学校の学生チームとしては負けられないところ。楽しい話題を提供してくれそうです。
■東京工科自動車大学校
http://www.tera-house.ac.jp/
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