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■ Reporter's NOTE(環境・バイオ科) 
ヒトゲノムの解読が宣言された2003年以降、ゲノム解析はさらに進み、ヒトゲノムの99.9%が人類に共通であることを明らかにしました。個人や人種による差は0.1%。このわずかな差の中に、たとえば発病や薬効を左右する個人差の秘密が隠されていると考えられるようになりました。
「化ける」「粧(よそお)う」と書く通り、かつての化粧品は、もっぱら素肌を隠すために用いられたのでしょう。しかしいまでは、肌のはりや潤いを保つために有効な成分が発見され、アンチエイジングや若返りを目的とした製品の開発が進んでいます。さらに進んでヒトゲノムの個人差にも対応できるようなれば、老化予防は一段と進むことでしょう。
ゲノム研究はすでにポストゲノム時代に突入しました。ヒトゲノムの個人差に働きかけて病気を治したり予防したりするオーダーメイド医療がにわかに現実味を帯び、薬品メーカーに注目が集まります。同時にポストゲノムは、アンチエイジングに向けた研究を進める化粧品メーカーの未来も開くと考えられています。
いまはまだ、女性をターゲットに開発される化粧品ですが、近い将来、ポストゲノム研究の成果を取り入れた個人差に応じた成分で、飲むのではなくつけるサプリ的な役割を担うようになるかもしれません。
あるようでなかった化粧品の専門学校。今回訪ねた日本工学院専門学校においても、まだ環境バイオコースと並ぶひとつのコースに過ぎませんが、その技術者が、今後さらに求められるようになることは十分に予測できます。いずれ学科として独立しても不思議はありません。
取材・構成:田中俊亘(教育ジャーナリスト)
■日本工学院専門学校
http://www.neec.ac.jp/index.html
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