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30年後の未来
~暮らしの変化~


工藤 啓
更新:2014/01/06

2011年、日本人の平均年齢は45歳です。平均寿命が男性で80歳、女性が85歳ですので、何となく45歳は真ん中くらいな感じがします。それが、いまから30数年後の2050年には平均年齢が52歳になります。いまの高校生がまさに平均年齢になります。

若いひとが集まりやすい都市部では「若いひとがいっぱいいる」ところを見られるかもしれませんが、若いひとが少ない地域では、それこそ右を見ても、左を見ても、60歳とか70歳のひとばかりかもしれません。

昔は、祖父母と父母、子どもたちが同じ家に住む三世代同居だったのが、いまは祖父母と一緒に住むひとは減り、父母と子どもという核家族が増え、また、ひとりで暮らしているひとも増えていますので、私たちの暮らし方もかなり変わってきました。これから30年後はどのような家族(ひとりを含む)形態になっていくのでしょうか。

例えば、最近では「シェアハウス」といった、ひとつ屋根の下に複数のひとが暮らす形も“よく聞く”言葉になってきました。もしかすると、決まった自宅は持たないで複数の家を持ち、その日の気分によって寝る場所を変えることが当たり前の時代になることすら考えられます。

30年前に高校生だったいまの50代は、例えば、誰もがインターネットにアクセスできて、スマートフォンで友達とつながったり、簡単に情報を得られる時代になるなんて想像もできなかったでしょう。それでも、未来は変化していくことを常に意識していたひとと、そうでないひとでは、変化後のいまの暮らし方、生き方が全然違うのではないでしょうか。

遥か遠い未来に想像力を膨らませ、いま何を感じ、考え、行動していくのか。変化の激しい時代であるからこそ、変化に無関心であったり、変化を恐れるのではなく、変化を楽しみ、期待していく気持ちでいたいものです。

工藤 啓
くどう けい

特定非営利活動法人「育て上げ」ネット理事長。1977年6月2日東京生まれ。大学中退後渡米。帰国後、ひきこもり、ニート、フリーター等の就労支援団体「育て上げ」ネット設立。2004年5月NPO法人化、現在に至る。
2005年…内閣府「若者の包括的な自立支援方策に関する検討会」委員/厚生労働省「キャリア・コンサルティング導入・展開事例検討委員会」委員/文部科学省「中央教育審議会生涯学習分科会」委員/埼玉県「ニート対策検討委員会」委員/福島県「若者としごと」研究会アドバイザー/立川市教育委員会立川市学校評議員
著書「大卒だって無職になる」(エンターブレイン)、「ニート支援マニュアル」(PHP研究所)ほか

NPO法人「育て上げ」ネット
Lineup

【2015年 掲載】
84 親とのコミュニケーション~76

【2014年 掲載】
75 もし自分だったらどうする?~67

【2013年 掲載】
66 一声かける勇気~60

【2012年 掲載】
59 進学と奨学金~53

【2011年 掲載】
52 非日常下の成長~46

【2010年 掲載】
45 卒後生活への不安~37

【2009年 掲載】
36 仕事につながるナナメの関係~28

【2008年 掲載】
27 学校を辞めるということ~19

【2007年 掲載】
18 仕事を変えるとき~9

【2006年 掲載】
8 感情と積極性~1