シリーズ5 業界で活躍中のセンパイにきく

アコガレ★JOBインタビュー season 3
Part.1 ビジネス業界

簡裁代理認定司法書士


司法書士中村篤史事務所
簡裁代理認定司法書士
中村 篤史(なかむら・あつし)さん
※部署名、役職名などは2016年12月取材当時のものです
更新:2017/05/15
世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。

宅地建物取引主任、行政書士などの資格をあわせて取得した
認定司法書士の中村篤史さん

この土地は誰が権利を持つのか
法務局へ不動産登記申請を行う

私は司法書士として、不動産登記の業務を中心に行っています。登記というのは、この土地が誰のもので、どういう権利があるかなどを法務局に提出して明らかにすることです。私の場合、顧客に香港の人が日本の中古マンションを購入するという方がいて、主にそういう方のお手伝いをしています。忙しい時には1日5~6件の決済を処理します。

法律家の業務の中でも不動産登記というのは、書類の提出が多く、地味な印象があるかもしれません。でも、訴訟などでは当事者は対決構造で、緊迫した場面も多いのですが、不動産登記は両当事者が協力構造なので、基本的に平和に業務を進めることができます。

ただ、大変だったこともあります。私の事務所が入っている不動産の管理人も任されていますが、いわゆる競売物件で強制退去となった元の所有者が、建物のあらゆるドアの鍵穴にパテを詰めるという嫌がらせをして退去するなど、苦労もあります。もちろん、鍵は全て交換しました。

司法書士は東京都杉並区で開業しています
同じ建物に小劇場があって、その管理人もしています

簡易裁判所での代理業務で
顧客の債務整理をサポート

司法書士は、100時間ほどの特別研修と認定考査に合格することで、簡易裁判所において民事事件の訴訟代理を行うことができます。今まで弁護士しかできなかった業務の一部を、司法書士も行えるように制度変更がされたのです。140万円までの民事事件に限りますが、原告・被告のかわりに法廷へ出席できる訴訟代理人になれます。

私も簡裁代理の講習を受けて試験に合格し、簡裁代理認定司法書士としても活動しています。私が最初に体験した民事訴訟は債務整理で、金融業者に対して行う、利息制限法を超えた過払い分を返還請求する訴訟です。相手方は和解による減額を求めてきたのですが、最後まで和解には応じず、判決では請求した全額が認容されたので回収できました。

司法書士にとって簡裁代理のメリットは債務整理の仕事ができることだと思います。私の同期の司法書士は、債務整理をメインに行って大きな報酬を得ています。収入という面でも、この業務には可能性があると思います。

中村さんは司法書士試験の教材の
制作・開発なども行っています

こんな人に向いている!

司法書士を開業した場合、クライアントをどう獲得するかが重要になってきます。営業することも大切ですが、日頃の人間関係から仕事を任されたり相談されたりするケースも多くあります。

基本的に人が好きな方、人付き合いが好きな方はとても有利だと思います。

動画でインタビューを公開中です。↑サムネイル画像をクリックすると動画が再生されます。(音声が出ますのでご注意ください)

■司法書士中村篤史事務所
Lineup

    業界で活躍中のセンパイにきく
    アコガレ★JOBインタビュー
    《season 3》
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