シリーズ1 人気の業界で活躍中のセンパイにきく

アコガレ★JOBインタビュー
Part.2 公務員・警察・消防・郵政

救急救命士


東京消防庁
小石川消防署 消防副士長
阿部 光貴(あべ・こうき)さん
※部署名、役職名などは2013年12月取材当時のものです
更新:2014/02/04
世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。

いざというとき、24時間体制で駆けつけてくれる
救急救命士として働く阿部 光貴さん

24時間体制で、
迅速に傷病者のもとへ駆けつける

救急救命士は119番通報を受けて出場し、傷病者の救命処置を行う仕事です。最大の特徴は、傷病者の状況に応じて「特定行為」と呼ばれる医療行為が認められていることです。具体的には、災害救急情報センターに24時間常駐する医師の指示を受け、薬剤の投与や器具を使った気道の確保、静脈路の確保などを行うことができます。傷病者の受け入れが可能な医療機関を探し、搬送先の医師に引き継ぐまで、一瞬も気が抜けません。

小石川消防署の1日の平均出場回数は10件です。119番通報が入ると、すぐに感染防止衣とマスク、ヘルメットを身に着けて出場します。火事の場合はもっとたくさんの防護服を着ますが、人命がかかっていますので、どんなときでも1分以内に出場できなければなりません。

勤務は、3つの部が交代で24時間体制を敷いています。消防車や救急車の資器材の点検、事務仕事、食事休憩や仮眠以外の時間は、体力トレーニングと救急活動の訓練をしています。どんな状況でも人命を救うには、体力が不可欠なのです。

いつでも迅速な対応ができるよう、訓練や点検も真剣に

傷病者の命を左右することもある、
責任の重い仕事

救急救命士の資格を持っていても、最初は誰もが「予備隊員」からスタートします。「正規隊員」になるには、もっと経験を積んで上司に認めてもらわなくてはなりません。正規隊員は常に救急車に乗車していますが、予備隊員は基本的にポンプ車やはしご車などの消防車に乗っており、正規隊員の交代要員として救急車へ乗車します。救急車は消防車よりも医療器材が充実しているため、救急救命士として腕を振るうなら、やはり必ず救急車に乗車できる正規隊員になりたいと思うのです。

救急救命士は、医療従事者の中で最初に傷病者と接する、とても責任の重い仕事です。現場での行動を誤れば、傷病者の命に関わります。だからこそ、常に訓練を重ね、勉強もたくさんしているのです。事故や火事の痛ましい現場に出場するなど大変な面もあります。しかし、傷病者を救うことができたときは嬉しい気持ちでいっぱいで、「この仕事を選んで良かった」と心から思えます。

人命に関わる仕事なので責任も達成感も大きい

こんな人に向いている!

責任感があって、どんな状況でも落ち着いていられる方に向いているのではないでしょうか。体力に自信がある方にもチャレンジしてほしいですね。
また、コミュニケーション力があって、傷病者の気持ちを理解できるやさしさをお持ちの方にもオススメしたい仕事です。

■東京消防庁
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