シリーズ1 人気の業界で活躍中のセンパイにきく

アコガレ★JOBインタビュー
Part.6 機械・電機・家電業界

電気保安管理者


一般財団法人 関東電気保安協会
練馬事業所 電気保安1課
齋藤 正喜(さいとう・まさき)さん
※部署名、役職名などは2013年12月取材当時のものです
更新:2014/03/31
世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。

電気を確実に届けるため、点検・管理を行う
電気保安管理者の柳原 英司さん

的確な保安管理業務で
必要不可欠な電気を安全に確保

電気を供給するための発電所や変電所、あるいは工場、ビル、住宅といった電気設備全般を総称して、「電気工作物」と呼びます。電気工作物は、使用目的や電圧の大きさにより、大きく2つに分けられています。

1つが「一般用電気工作物」といわれるもので、600V以下で受電する、比較的安全性の高い工作物です。もう1つが、「事業用電気工作物」といわれるもので、一般電気工作物に該当しないものを指します。そのなかで、電力会社から600Vを超える電圧で受電し、電気を使用する設備のことを「自家用電気工作物」といい、私たち電気保安に携わる者はこの自家用電気工作物を所有するお客さまから委託を受けて、点検や監視などを行っています。

毎月1回以上実施する月次点検では、目視や測定機で安全性を確認します。毎年1回以上行う年次点検では、電気工作物の運転を停止して、綿密な点検をします。点検の際に見つかった問題個所で簡単なものについては、その場で手直しをすることもあります。

電気を365日24時間、安全に使うためには
定期的な点検が欠かせない

「ごくろうさま」と「ありがとう」が
日々の大きな活力

私たちの仕事の目的は、お客さまに安全に電気をご使用いただくことです。したがって、基本的にはほぼ毎日、管轄内を飛び回り、点検業務を実施しています。年次点検は停電を伴うため、お客さまのご要望に応じた時間帯で行っており、それは早朝のときもあれば深夜のときもあります。

なお、漏電状況を知らせる監視装置は24時間稼働しているので、万一に備え、私たちも待機しています。そのため、月に1〜2回は宿直があります。大変なのは、台風や雷雨の予報が出されたときです。問い合わせが一気に増えるので、迅速に対応できるような体制でいなければなりません。

地味な仕事で、体力も要る仕事ですが、高圧の電気を扱うプロフェッショナルにしかできないことだと自負しています。先輩と一緒に点検に回ったり、事故対応に臨んだりすると、お客さまから「いつも、ごくろうさま」とか「これで安心です。ありがとうございました」と言っていただけることがあり、こうした言葉は大きな励みになりますね。

危険と隣り合わせの作業を確実に行うためには
たくさんの機器や装備が必要

こんな人に向いている!

危険なものを取り扱っているので、常に冷静で慎重な人のほうがいいですね。また、複雑な機械に携わることも多いので、「常に学ぶ姿勢」が大切だと思います。高いところに登ることもありますが、そのうち慣れます! 私も高い所が苦手でしたが、今はもう大丈夫です。

■一般財団法人 関東電気保安協会
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