シリーズ4 憧れの業界で活躍中のセンパイにきく

アコガレ★JOBインタビュー season 2
Part.2 公務員・警察・消防・郵政

特別救助隊隊員


横浜市消防局
緑消防署十日市場消防出張所一係 特別救助隊隊員
山崎 力矢(やまざき・りきや)さん
※部署名、役職名などは2015年12月取材当時のものです
更新:2016/05/30
世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。

横浜市消防局のきつい訓練を克服し、
特別救助隊隊員として活躍する山崎力矢さん

特別救助隊の仕事は、事故現場で
困難な場所から人を救助すること

消防の仕事には、火事の現場で消火にあたる消防隊、病人やけが人を運ぶ救急隊などが有名ですが、私が所属しているのは救助隊です。

救助に関する、あらゆることが仕事となりますが、私の場合は交通事故などの救助が多いですね。はげしい交通事故だと、人の体が車にはさまれて、脱出できないことがあります。これを、例えば救助工作車を使い、車を拡張して救出します。

この他、崖から転落した人とか、マンホールに落ちてしまった人など、普通の人が行けないところに行って救助することもあります。ガス酸欠事故では、目に見えない有毒ガスが充満している場合は、ガスを測定した上で現場に入っていくなど、特殊なケースにも対応します。

私が実際に経験した現場で強く印象に残っているのは、高齢女性が3階の窓から、隣家の柵に転落し、太股に刺さってしまったという事故でした。くし刺しになった女性の体を支えて、1時間くらい声をかけ続けたところ、最後まで意識レベルを失わせずに救助できて、女性からお礼の言葉をかけられたことです。

火事の現場にも急行し消火にあたることもあります

特別救助隊に入るための様々な訓練

横浜市職員採用試験に合格して、横浜市消防局に採用されると、4月から9月までの6か月間、戸塚区にある消防訓練センターで寮生活をしながら基礎教育を受けます。その後、市内の消防署に配属され、初任教育生として6か月間の実務教育を受けた後、再び消防訓練センターで総括教育を受けて、各消防署に正式に配属されます。

この時点で、消火と救急の仕事に携わることができますが、私が所属する特別救助隊の隊員になるには、さらに体力テスト等に合格し、1か月間の救助隊としての訓練を経て、初めて入隊が許されます。

救助隊の訓練を受けるためには、ロープワークと呼ばれる技術を事前にしておかなければならず、腕の力だけでロープを登るとか、セーラー、モンキー、チロリアンなど、ロープ渡過の種類があります。

救助隊になるには、様々な状況に対応するため、体力と精神力が必要だと思います。だから、オレンジのユニフォームを着られることに誇りを持っていますし、市民の期待に応えられるよう、頑張っていこうと思います。

このユニフォームは、通常の消火・救急の訓練に加え、
救助隊としての厳しい訓練を経た人のみが着用できます

こんな人に向いている!

あきらめない心を持っている人ですね。訓練をやっていて、大変な場面はいっぱいありますが、体力が限界でも、精神的にあきらめずに行ける人です。先輩や同僚も、つらい時に弱音を吐かない人が尊敬されます。
例えば実際の火災現場では2人で入っていくのですが、訓練の時に逃げてしまう人とは一緒に行動したくないですから。

動画でインタビューを公開中です。↑サムネイル画像をクリックすると動画が再生されます。(音声が出ますのでご注意ください)

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