応用生物科学科
松永幸大准教授らの研究グループが
染色体の糊付けを調節するタンパク質を発見


東京理科大学
更新:2012/06/18

東京理科大学(東京都新宿区・藤嶋昭学長)理工学部応用生物科学科 松永幸大准教授らの研究グループは、細胞が二つに分かれるまで染色体の接着を維持するタンパク質「RBMX」を世界で初めて同定することに成功した。

「RBMX」は菌類から植物・動物まですべての生物に保存されているタンパク質で、太古の昔から生命活動の維持に必須なタンパク質。今回の研究で、「RBMX」をなくすと、染色体をくっつける糊であるコヒーシンが細胞の中にあるにも関わらず、染色体の間に集まらず、分散した状態になることを発見した。その結果、2本の染色体は接着することができずに、細胞分裂の進行も著しく遅くなり、死ぬなどの結果が得られた。

今後、「RBMX」の研究が進めば、遺伝病のメカニズム解明や癌の治療薬開発に繋がると期待される。

なお、この研究結果は、文部科学省科学研究費並びにJST先端計測分析技術・機器開発プログラムの支援で開発されたイメージング技術を用いて得られたものだ。

本研究論文は米科学誌「Cell Reports」4月号に掲載された。

●松永研究室のホームページ
研究室のページ:
http://www.rs.tus.ac.jp/sachi/


■東京理科大学
http://www.tus.ac.jp/

▲RBMXのイメージ図