芝浦工業大学がイタリア・ラクイラ大学と
大宮キャンパスをモデル地区にした
高機能車いす開発ワークショップを実施
〜グローバルな視点で
 社会問題を解決できる技術者の育成をめざす〜


芝浦工業大学
更新:2013/11/07

芝浦工業大学(東京都江東区豊洲・村上雅人学長)のシステム理工学専攻の大学院生は、9月21日〜10月5日の約2週間、同学の協定校であるイタリア・ラクイラ大学の学生と、大宮キャンパスをモデル地区に設定した「高機能車いす」の開発に向けたワークショップを行った。

このプログラムは、文部科学省の「地域イノベーション戦略支援プログラム(※)」の一環として行われ、昨年度はラクイラ大学にてイタリアの中心街をモデル地区に、今年は同学大宮キャンパスをモデル地区に行われ、今回が2回目の開催となる。

ワークショップに参加した学生ら計20名は、4グループに分かれて「大宮キャンパスで利用しやすい車いす」の開発を提案。段差やスロープに対応できるホイールの設計や、夜道を明るく照らすためのLEDライトの設計、コスト削減に向けたソーラーパネルの設置、軽量化のための素材の提案など、さまざまな面から議論、最終日にはコンペティション形式で、英語でのプレゼンテーションを行った。

両大学の学生にとって、使用する国の環境や状況の違いなどを理解しながら、それに合わせて柔軟に対応するアイデアを発想し、形にするというトレーニングの場となるとともに、他国の学生とのディスカッションを通じて、将来世界でものづくりを行う際に必要な視点や考え方を得る機会となった。

同学は、ラクイラ大学と1998年に海外協定を結び、交換留学、交換授業(単位認定)などを行いながら積極的な交流を行っている。ラクイラ大学の学生は、今年より運用がスタートした同学の国際学生寮で生活をしながら大学に通い、現地調査・コンセプトの考案・CADを用いたモデリング・シミュレーションまでを行った。学生たちは、国や環境の違いを互いに理解し合いながら、使い手に合わせたものづくりを体験した。

グローバル化が進む中で、学生たちは将来、世界を相手に仕事をする。今後も同学では、単に英語を学ぶだけでなく、実学を通して実践的に学び、技術的なコミュニケーション能力を高めるプログラムを継続して実施することで、国際的に活躍できる技術者の育成をめざしていく。

※地域イノベーション戦略支援プログラムとは
地域イノベーションの創出に向けた地域の主体的かつ優れた構想に対して、関係府省の施策を総動員して支援するため、経済産業省及び農林水産省と連携して、「地域イノベーション戦略地域」の選定を行い、選定した地域に対して、文部科学省がソフト・ヒューマンを重視した支援を行うもの。芝浦工業大学は2011年度に採択された。

■芝浦工業大学
http://www.shibaura-it.ac.jp/