普連土学園にて学園バザーを開催
約1,300人が来場
〜「国際親善委員会」の生徒が委託販売した
 フェアトレード商品は完売〜


普連土学園中学校・高等学校
更新:2013/11/18

日本で唯一のクエーカー・スクールである普連土学園(東京都港区・浜野能男校長)は、11月9日、本学園において後援会・校友会主催の学園バザーを開催した。バザーは毎年11月に行われ、今年も約1,300名もの来場者で賑わった。

バザーではこれからの季節に合わせたクリスマスリースなどの手作り品や毎年好評のガレット(焼き菓子)に加え、保護者から寄せられた食器や日用品などさまざまな品物が並んだ。中でも、生徒が手頃な値段で買える文房具売り場は大人気で整理券を配布するほど。

中学・高校の生徒で構成する「国際親善委員会」が委託販売を行ったフェアトレード(※)商品のコーナーも人気を集め、開始後すぐに売り切れる商品もあった。「ボランティア委員会」は、生徒のボランティア先の1つである「奥戸福祉館」で作られたパンや、「おかし屋ぱれっと」のクッキー等を委託販売した。

■後援会・校友会主催普連土学園バザーについて

同バザーは創立の翌年(1888年)から始まった。学園の教育の特色である「積極的な奉仕の精神を身につけ、社会に善をもたらす働きをすること」に基づき実施されている。

バザーを主催する「後援会」は、在校生の保護者と卒業生の保護者(希望者)からなる組織で、「校友会」は、卒業生OGで構成されている組織。バザーには保護者や在校生、卒業生が参加。また、多くの卒業生が毎年楽しみに学校へ帰ってくる「ホーム・カミングデー」にもなっている。そのほかにも、同学園の受験生とその保護者も多く訪れる。

■国際親善委員会について

国際親善委員会は、同学園の自治会活動のひとつで、中学、高校の生徒約70名で構成。地球規模の広い視野を持って、国際理解・興味・関心を高めることを目的に、毎週木曜日の6時間目に活動を行っている。活動内容は、フィリピンや東南アジアの子どもたちへの里親支援活動、ユニセフ募金、古切手や使用済みカード集めによる海外の人々への支援など。

国際親善委員会のバザー参加の目的は、1人でも多くの来場者にフェアトレードについて関心を持ってもらうこと。今回のバザーもフェアトレード団体・関連企業から仕入れた商品を仕入れ価格で販売する委託販売方式をとっている。

商品はボリビアのカカオ豆やフィリピンの黒砂糖など、フェアトレードの原材料を使ったチョコレート、バングラデシュのジュートバッグや新聞エコバッグ、フィリピン・ネグロス島のサトウキビから作られるマスコバド糖など。委員会の生徒は担当教員と打ち合わせ、販売する商品の選定・フェアトレード商品を説明したパネル作り・接客対応・売り上げの管理などを行った。仕入れた商品はフェアトレード価格で完売した。

■普連土学園と奉仕活動

同学園では、創立当初より、奉仕の気持ちを育むことが大切と考え、奉仕活動に力を入れている。そして、毎年3月の学年末試験後に中3と高1の生徒全員が知的障害者施設、福祉施設、病院、老人ホームなどで、軽作業や掃除の奉仕をする。また、高1と高2は夏休み中に各自で奉仕先を選び自主ボランティアを行なっている。

ボランティア委員会は、年に約10回、上記の施設等への奉仕を企画立案し、生徒の参加を募り活動を行っている。「おかし屋ぱれっと」の知的障害者の方々が焼くクッキーは、バザー以外でも在校生向けに、ボランティア委員会が年3回委託販売している。クッキーを買うというささやかな行為が支援につながるのは、生徒にとっても意義深いと同学園はいう。

※ フェアトレード
フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」。現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」としてフェアトレード運動が始まった。

フェアトレードは、対話、透明性、敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップである。フェアトレード団体は、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組む事を約束する。(フェアトレード・インターナショナルの定義より抜粋)

■普連土学園中学校・高等学校
http://www.friends.ac.jp/
■特定非営利活動法人 フェアトレード・ラベル・ジャパン
http://www.fairtrade-jp.org/