紀伊國屋書店、玉川大学と
電子書籍版教科書の共同プロジェクトを開始


玉川大学/紀伊國屋書店
更新:2014/01/20

玉川大学(東京都町田市/小原芳明学長)と株式会社紀伊國屋書店(本社:東京都新宿区・高井昌史代表取締役社長)は、学生が電子書籍を教科書として使用できる環境を構築する共同プロジェクトの開始に合意した。同プロジェクトでは、紀伊國屋書店の電子書籍プラットフォームKinoppy※スマートフォン・タブレット端末・パソコンにビュアーアプリをダウンロードして利用する、紀伊國屋書店の電子書籍及びビュアーアプリの総称。文芸書など(コミック含む)の一般書を中心に、135,000タイトル(2014年1月現在)の電子書籍を供給している。を採用し、2014年4月から電子書籍版教科書を順次導入していく。

同プロジェクトでは、あらかじめ電子書籍版教科書の使用が認められた授業で学生が紙と電子のいずれかを選んで教科書を購入できるようにし、実際の授業では紙の教科書を使う学生と電子書籍を使う学生が並存することになる。担当教員は学生が電子書籍を使用した場合の学習実態を評価し、同書店はその評価を将来的な電子書籍の利便性・有効性の向上に繋げていく。

KinoppyはPC、タブレット、スマホなどマルチデバイス対応で、“いつでもどこでも”使用することができる。したがって、学生は通学の電車の中などの隙間時間でも予習・復習が可能となる。また、重たい紙の教科書を何冊も鞄に入れて持ち運ぶ必要はなく、1台のスマホやタブレットにそれらの教科書を収納することができる。

同大学では、2013年4月より、学生が「どれだけの単位を修得したか」を重視する履修主義から「何ができるようになったか」という修得主義への転換を図った。具体的には、半期の履修上限単位を20単位から16単位に減らし、学生が主体的に学び、確実な力をつけられるよう単位の実質化を行った。また、学生の自学自習を促すために、授業の前後に予習・復習を行う時間を設定。すでに導入しているBlackboard@Tamagawa(e-ラーニングシステム)に加え、電子書籍版教科書を導入していくことで学生の主体的な学びが加速されると考えている。

ここ1、2年で日本における電子書籍の利用はめざましく進んだものの、大学の教科書としてはまだ一部で実験的な取り組みが進められているに過ぎない現状。学生が教科書を購入する際に紙と電子の好きな方を自由に選べる環境を大学として整備する事例は国内では初めてであり、予習・復習も含めた大学生の学習全体にとって電子書籍という新たなメディアがどのように役立つのかを具体的に検証できる画期的な試みといえる。

同書店は、本プロジェクトを進めて行くことで、未だ十分には進んでいない専門書の電子書籍化を出版社に対して強力に働きかけていく。また、同様のプロジェクトを他大学にも広げていく計画だ。

※「Kinoppy」はスマートフォン・タブレット端末・パソコンにビュアーアプリをダウンロードして利用する、紀伊國屋書店の電子書籍及びビュアーアプリの総称。文芸書など(コミック含む)の一般書を中心に、135,000タイトル(2014年1月現在)の電子書籍を供給している。

■紀伊國屋書店
http://www.kinokuniya.co.jp/
■紀伊國屋書店 電子書籍アプリ「Kinoppy」
http://k-kinoppy.jp/