明治大学大学院が
第1回
東京ジェインズ・ウォーク「中野再発見」を開催


明治大学大学院
更新:2014/05/12

明治大学(本部:千代田区神田・福宮賢一学長)大学院理工学研究科新領域創造専攻では、去る5月4日(日)、世界的に有名な「ジェインズ・ウォーク」を、東京都中野区で初めて開催した。

このイベントは、毎年世界100都市以上で同時開催されており、日本では今年初開催。今回は中野区の地元住民ら約50人が街を歩いて発見・記録した写真やスケッチなどを通し、中野のまちが持つ多様性を再発見し、活性化や改善に向けた新たなまちづくりのステップになることが期待される。

20世紀後半の都市思想において最も影響力があった著作家・運動家のひとり、ジェイン・ジェイコブスの名を冠した「ジェインズ・ウォーク」は、自分たちが暮らす都市をよく見直すため、いくつかのテーマを持って少数のグループでまちを歩き、その成果を画像等で共有するもの。

歩いて暮らせるまちの魅力を再発見し、都市の活性化や環境改善のきっかけを生み出す契機となることから、彼女の誕生日である5月4日前後に、世界各地で開催されている。

明治大学中野キャンパスのある中野駅周辺は昨年4月に明治大学と帝京平成大学、今年4月からは早稲田大学が校舎を構え、新たな「大学の街」としても活気を呈しているが、かつてこの地に陸軍中野学校があり、江戸の昔には「生類憐みの令」によって保護された犬たち数万頭を収容した犬屋敷があったことなどを知る人は、今では少なくなっているかもしれない。

中野駅周辺は、ジェイン・ジェイコブスの提唱する都市が多様性を持ち活気づくための4つの条件、すなわち(1)用途の混合、(2)歩き回れる小規模な街区、(3)古い建物の存在、(4)高い人口密度を有しているが、同時に問題も抱えているという。

今回は、ジェインズ・ウォークをよく知る石川初氏(ランドスケープ・アーキテクト)をガイドリーダーとしてゲストに招き、米国の都市計画事務所に勤務しジェイン・ジェイコブスに詳しい鈴木俊治・明治大学客員教授のショートレクチャーを受けた上で、ダグ・スレイメイカー教授や新領域創造専攻の専任教授を加えた7人の講師が、それぞれガイドする数人の小グループで中野駅周辺を3時間程かけて歩きまわった。終了後、歩いて発見したことをまとめ、写真や映像を使って発表報告しあった。

■明治大学
http://www.meiji.ac.jp/