東京理科大学の研究グループが
関東大震災記録映像の
撮影拠点・撮影日時の特定に成功


東京理科大学 国際火災科学研究科
更新:2014/09/01

東京理科大学(東京都新宿区・藤嶋 昭学長)では、辻本誠教授(国際火災安全科学研究科)らの研究グループが、去る8月22日(金)、関東大震災での火災の様子などを撮影したフィルム映像を分析し、490シーンの撮影場所と日時を特定することに成功したと発表した。

辻本教授らが分析したのは、東京国立近代美術館フィルムセンターなどが所蔵し、現在の東京23区に相当する地域を撮影した11本のフィルム。見出しや重複部分を除くと3時間18分の映像が映っており、これらをコンピューターで鮮明に補正した。

その結果、読み取ることができる看板や標識などの情報や、映っている建物を当時の絵はがきと照合するなどし、撮影された地点と日時を割り出した。

東京駅前と特定した映像では、広場に多くの人が集まり、画面の奥には出火した建物からの煙が見える。台東区・上野での撮影と分かった映像では、荷物を載せた大八車を引いて避難する人々の様子が映っていた。

辻本教授らは、「今まで場所が特定できないために災害研究の資料として活用されなかったこれらの映像は、このたび場所と時間が特定できたことによって、延焼状況や人々の避難行動が明らかになり、災害研究の基礎資料や防災意識向上への活用が期待できる」としている。

■東京理科大学 辻本研究室 関東大震災映像(クリッカブルマップ)
http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/tujimoto/kantou/map.html
■東京理科大学
http://www.tus.ac.jp/