消えた巨大ドジョウを追う


近畿大学農学部

2006-07-31UP

 近畿大学(大阪府東大阪市)農学部環境管理学科、北川忠生講師(集団遺伝学)の研究グループが、1971年、三重県の天然記念物に指定されて以来、絶滅したといわれている巨大ドジョウ「ジンダイドジョウ」を伊賀市などの協力を受けて探している。

 ジンダイドジョウは、1950年代頃までは、同市北部の水田に多く生息し、食用にもされていた。背中に10個程度の楕円形の斑紋が並び、大きいものでは全長30センチと、一般的なドジョウより、かなり大きいのが特徴。

 しかし、1970年代初めには目撃情報も減少し、唯一の物証は、同市立霊峰中学校にある全長約20センチの標本だけで、しかもホルマリン漬けのため、DNA調査も行えない状態。

 昨年度から3年計画で生息調査を実施し、約290匹のドジョウを採取したが、標本と特徴が一致するものはなかった。

 同グループでは、この後もドジョウの捕獲・調査を行っていく予定で、「普通のドジョウが巨大化したのか、別の固有種なのかも謎。なんとか手がかりをつかみたい」としている。