夏休み工作教室
〜ライントレースカーの製作〜


千葉県立下総高等学校

2008-09-16UP

 千葉県成田市にある千葉県立下総高等学校(鈴木保一校長)の航空車両整備科は、平成19年度より成田市教育委員会と提携して、市民を対象とした講座を行っている。昨年度は「親子ロボット教室」を下総高校にて実施し、今年度は名称と会場を変更して、「夏休み工作教室」を成田中央公民館にて、8月20日(水)〜22日(金)の3日間実施した。定員25名に、“ものづくり”の大好きな小学3年生から中学2年生までの男女26名が参加した。講師は、同科の教員5名(仲野・高梨・津島・中西・東城)が担当した。

 開講式では、教育委員会の吉岡副主幹から「充実した3日間にする」、下総高校の清宮教頭から「感動する体験を大切にする」、主任講師の仲野教諭から「ものづくりを大切にする」という挨拶があった。高梨教諭からは、1日目がキットの組立完了、2日目が制御プログラム作成と入力、3日目が試走とタイムトライアルとするという説明が行われた。

 その後、ライントレースカーの組立キットと工具一式が全員に配布され、組立作業に取りかかった。ハンダごてを使う作業があるため、皆真剣な表情で作業に取り組んだ。そのため、全員がライントレースカーの組立を完了できた。

 2日目は、制御プログラムの作成と、マイコンへの入力・保存作業を行った。使用する制御プログラムは、講師が事前に用意したアッセンブラ言語。プログラムのどこを変更するとライントレースカーがどのように動くかを、児童・生徒に理解・確認させることが第一。説明と演習後、パソコンを利用して、自分自身で変更した制御プログラムをマイコンに入力した。

 パソコンの台数の関係によりパソコンを利用できない時間は、講師がいろいろな条件を提示し、それに対応するプログラムを考える時間に充てたため、十分に考えられたプログラムを入力することができた。

 3日目は、実際にラインの上を走るかどうかの試走を行い、思いどおりの走りをしない場合はプログラムや車体の組立状況をチェックした。最後に、全員がタイムトライアルを行い、無事工作教室を閉講した。

 児童生徒のアンケートには、「来年また参加したい」「楽しかった」「あっという間だった」という内容が多くあり、関係者としては一安心。

 主任講師の仲野教諭は、「現在、産業界ではものづくりの重要性が叫ばれているので、教育現場でもものづくりの必要性、重要性を教えなければならないと考えている。この教室は、小さな子どもたちにその重要さを体験させることができる貴重なものです」と話している。


■千葉県立下総高等学校
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