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学校法人尚美学園(松田義幸理事長)とコロムビアミュージックエンタテインメント(株)では、昨年来、『交響詩ジャングル大帝2009年改訂版』の制作を産学協同で手がけてきたが、10月21日(水)発売となった。同作品の発売にさきがけ、去る10月2日(金)、専門学校東京ミュージック&メディアアーツ尚美(東京都文京区)本館2階「バリオホール」において、制作発表会が行われた。会場では主催者代表挨拶のあと、クリエイターが紹介され、作編曲・監修の冨田勲氏、ナレーターの綾戸智恵氏による挨拶、同作品の紹介・視聴が行われた。
2009年は手塚治虫氏の生誕80周年という記念すべき年。各方面でさまざまな企画が持ち上がっている。
手塚氏の代表作の一つでもあるアニメ「ジャングル大帝」は音楽も高い評価を得ており、1966年に作曲家冨田勲氏が手塚治虫氏直々の依頼で作曲した『子どものための交響詩 ジャングル大帝』(日本コロムビア〈社名当時〉発売)は、小学校の教材にも使えるレコードという発想で制作され、第21回芸術祭奨励賞を受賞。その後、2001年にCD化されたが、現在まで販売されていなかった。
今回制作された2009年改訂版は、1966年版のアルバムコンセプトを生かし、新たな編曲、現代の録音技術や表現を加えた5.1chサラウンド作品として新生されたもの。1966年版に手塚氏と冨田氏が込めた「子どもたちにオーケストラや楽器に親しみを持って欲しい」という思いが強く受け継がれており、DVD版では手塚氏描き下ろしの16枚のオリジナル画に即して楽曲が展開、そこにジャズシンガー綾戸智恵氏のナレーションが加わる魅力的な作品に仕上がった。また、楽器紹介や譜列音源等の付録がつくなど、音楽教材としても活用できるようになっている。
作品の原盤制作プロジェクトは、尚美学園大学尚美総合芸術センターの研究員、大学、大学院をはじめとする産学双方の研究者・実務家・アーティストが参画。同学園内ではオーケストラのレコーディングや合唱の録音、学生によるフィールドレコーディングなども行われ、制作プロセスそのものが音楽や情報表現にかかわる者にとっての重要な実践教材となった。
同学園は、音楽産業界や音楽教育界の新たな取り組みとしての産学協同モデルをめざし、学内の音楽や情報表現分野の教育教材、中小学校の授業のための教材開発や指導方法を研究するなど、積極的に展開していきたいと話している。
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▲作曲・編曲担当、冨田勲氏

▲ナレーション担当、綾戸智恵氏

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