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09/03 No.3

~地域の安全と安心を包む~
学生団体発案の
「防災観光ふろしき」が完成

芝浦工業大学
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
公開:

▲防災観光ふろしき(写真:防災観光ふろしきプロジェクト提供)

▲「防災観光ふろしき」の説明を行う学生メンバー

芝浦工業大学(東京都港区・村上 雅人学長)の学生プロジェクト団体「すみだの'巣'づくりプロジェクト」と地域内外のボランティアやNPOとの共同アイディアで発案した「防災観光ふろしき」が、2018年6月に完成した。

同プロジェクトらは、避難経路、避難場所などが記載されている防災マップが日常的に活用されていない点に着目し、超撥水・防炎の布を使った風呂敷に防災マップを印刷し、災害時に道しるべとなるほか、超撥水性を活かしてバケツにしたり、防炎性を活かして火の粉から身を守ったりすることができる風呂敷を発案。

クラウドファンディング「WonderFLY」(全日本空輸株式会社運営)ではCreative Awardを受賞、防災観光ふろしきプロジェクト(ふじのきさん家)やNPO「燃えない壊れないまち・すみだ支援隊」とともに協力企業を募り、完成に至った。

▲小学校での特別授業の様子

今後は、墨田区北部地域にある小学校全生徒に「防災観光ふろしき」を配布することを目指し、積極的な活動を続ける。6月29日には、墨田区北部地域在住の子どもと防災意識啓発・交流を進めるため「防災観光ふろしき」を使った特別授業を第一寺島小学校で開催し、防災教育のモデルケースとしての活動を開始。授業では超撥水性を活かしてバケツに水を運ぶリレーや、防災に関するクイズも行うなど防災に関する知識を深めた。

「すみだの'巣'づくりプロジェクト」代表の渡部雄貴さん(環境システム学科3年)は、「イベントという形にできた経験を元に、これからもふろしきを使った活動を継続的に行っていきたい」と今後に向けた意欲を見せた。

▲学生プロジェクトの活動

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