シリーズ2(17回連載)

大学・短期大学17学問系統別
大学の先生に聞く「学部・学科選択のポイント」

Part.10
学び系統10
理学


城西大学 理学部数学科
西沢 清子(にしざわ・きよこ) 教授
※組織名称、施策、役職名などは取材当時のものです
更新:2015/09/28
進学先を検討する際、将来の目標や学びたいことを明らかにしたうえで、自分の希望にあった勉強・研究ができる進学先を探すことが重要だ。具体的に学部を検討してみると、同じ名称の学部はたくさんあり、大学によって学ぶ内容に特徴があることがわかる。では、どのような点に注目してこれらの学部を検討していけば良いだろうか。ここでは17の学問分野別に、大学の先生にインタビュー。自分にふさわしい学部を選択するコツ・ポイントについてアドバイスをもらった。

数学は社会の基礎になるもの。「数」の世界を追究し、物事を数理的に理解・分析できる力や論理的思考力を身につければ、社会のあらゆる分野で活躍することができる。

高校までの数学は、公式を覚えて計算をして、予め決まっている答えを求めるものです。

大学で学ぶ数学はガラッと変わります。答えを求めるというよりも、公式の意味も含めて論理の展開が中心になります。しかも、無限とは何か、連続とは何かといった、哲学にも近い抽象的な概念を扱います。ですから、物事のそもそもの成り立ちなど本質的なことを考えるのが好きな人にとっては、とても面白い学問です。

学ぶジャンルとしては純粋数学と応用数学があります。といっても別のものではなく共通の基盤の上で純粋数学は「数」の世界をより深く追究し、応用数学は数学をさまざまな分野に応用していくことを重視しています。

城西大学の数学科にも純粋数学コースと応用数学コースがあり、応用数学ではデータサイエンス、計算科学に力を入れているのが特色です。

数学科で学ぶと、数理的感覚を磨き、物事を数理的にとらえたり分析したりできる能力を身につけることができます。さらに、論理的な思考力を高めることができます。

このため、数学科の卒業生は社会のさまざまな分野から求められています。本学では教員になる学生が多いのですが、金融、保険、製薬会社、各種メーカー、自治体などからの人材要請が多く、さらに警察や自衛隊からも組織を数理的に管理・運営できる人材が求められています。

高校生へのアドバイス

大学を選ぶときには「出口」に注目してください。数学は、学べる内容はどの大学でもほぼ同じですが、卒業生の進路は教員、企業、公務員、研究職など大学ごとに強いジャンルがあります。

自分が将来どんな分野で活躍したいか考えて、それに適した大学を選ぶようにするといいですね。

■城西大学

▲西沢 清子教授

 
 

学び系統10
理学

【学べること】
数学、数理科学、化学、物理、生物、理学など

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