シリーズ1 人気の業界で活躍中のセンパイにきく

アコガレ★JOBインタビュー
Part.18 美術・デザイン・マンガ・アニメ業界

フォトグラファー


加藤写真事務所
フォトグラファー
加藤 雄生(かとう・ゆうき)さん
※部署名、役職名などは2013年12月取材当時のものです
更新:2014/11/04
世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。

モデルや風景、インテリアなどさまざまな被写体を撮影する
フォトグラファーとして活躍中の加藤 雄生さん

お客様が望む以上の
「仕上がり」にするのがプロ

お客様がプロに撮影依頼をするからには、お客様が望む「仕上がり」が必ずあります。そして、仕事である以上、そこには予算とスケジュールが設定されています。

ですから、まずは、お客様の要望をきちんと汲まなくてはなりません。その上で、機材を選定し、スケジュールに合わせて撮影を行っていくわけです。

たとえば、web上に掲載する小さな写真なら、コンパクトデジカメでも対応は可能です。しかし、駅構内に掲出されるような5メートル×3メートルサイズの広告看板用の撮影となれば、デジタルバックと呼ばれる業務用機器を使います。

撮影にかける時間も様々ですね。著名人取材時の撮影などでは15分ほどで終えなくてはならないときもありますし、カタログ用に多数のアイテムを撮影するとなれば、1週間近くスタジオにこもることもあります。

撮影後は、写真のデータをパソコンに取り込み、色味の調整をしたり、写りこんでしまったホコリを消したり、逆に、撮影時には無かったものを背景に加えたりもします。

撮影後はパソコン上で
色味の調整など適切な処理を施す必要があります

著名人撮影や海外で撮影!
でも「太陽待ち」もします

この仕事をやっているからこそ出会える人や場所があります。タレントさんや女優さん、あるいは要人と呼ばれる方々に直にお目にかかれるのは、この仕事の魅力の一つだと思います。

また、プライベートではなかなか行かないような国に行けたり、息を呑むような美しい景色に遭遇できたりすることも、この仕事ならではですね。

でも、その一方で、野外の撮影では、雨が止むのを待ったり、太陽が顔を出すのを何時間も待ったりなんてこともあります。お客様が望む最高の1枚を撮るのがプロだと自負しているので、いかなる手間も惜しみません。

あと、よく誤解されがちなのですが、フォトグラファーは無口では務まりません。お客様との打ち合わせ、撮影中のコミュニケーションなど、人の話を聞き、自分の意思を伝えるという場面が数多くあります。それが、最高の1枚を撮るために、重要であることも事実です。

いろいろと苦労もありますが、お客様に喜んでいただけると、その苦労なんて瞬時に吹き飛んでしまうものですよ。

最高の1枚を撮るためには
お客様とのコミュニケーションも重要ですね

こんな人に向いている!

人や物をしっかり見ることができる人。そうしないと、その人や物をどう撮るのがベストなのかが分かりませんから。あとは、こだわりの強い人。「まあ、いいか」ではなくて、「より良いものを!」の気持ちが、仕上がりの良し悪しを分けるので。そして、パソコンが使える人ですね。

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