シリーズ1 人気の業界で活躍中のセンパイにきく

アコガレ★JOBインタビュー
Part.19 エンタメ(スタッフ)業界

音響スタッフ(ホール専属)


株式会社シグマコミュニケーションズ
音響担当
齊藤 増美(さいとう・ますみ)さん
※部署名、役職名などは2013年12月取材当時のものです
更新:2014/11/17
世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。

ホール管理や放送・映像・イベント制作などを手がける会社で
ホール専属の音響スタッフとして働く齊藤 増美さん

ホール専属のプロとして、
催事の円滑な運営を確保

一般にはあまり知られていないと思いますが、各音響会社には、それぞれに得意分野があります。

たとえば、ロックコンサート、オペラ、芝居、テレビ番組などで音響スタッフが必要とされますが、主催者は内容に沿った音響会社を選ぶのが通常です。そうしたなかで、私は、ホール専属の音響スタッフとして、あらゆる催事に関与しています。音響関連のことを引き受けるのは当然ですが、それと同時に、催事に必要な備品の貸し出しなど、ホールの管理業務全般も担っています。

仕事の流れとしては、まず主催者と打ち合わせをし、予算と要望をヒアリングします。

たとえば、それがコンサートなら、マイクの本数を提案させていただいたり、ステージの見栄えを良くするために使うべき回線をアドバイスさせていただいたりします。

そして、コンサートで使用する音源の音質や音量を、調整室にある機材で調整していきます。ホールによって特性がありますから、ここはホール専属のプロとしての腕の見せ所ですね。

催事内容とホールの特性に合わせた
適切な調整をすることが必要です

催事の本番にやり直しはないから、
全身全霊を注ぐ

ホールで行われる催事の内容は多岐にわたります。ピアノ教室の合同発表会のようなものもあれば、世界的に有名なアーティストのコンサートや、著名人による講演会などもあります。

ただ、その催事の規模やステージに乗る方の知名度に関係なく、私たちは一つ一つの催事に対して、真剣に臨みます。なぜなら、ホールを利用される皆さまは誰もが、「催事は成功するもの」と思っていらっしゃるからです。

だからこそ、私たちも「どんなに小さなミスもあってはならない」という気持ちで仕事をしています。仮に、なんらかのトラブルがホール内で発生したときにも、冷静かつ速やかに解決するのが私たちの役目です。

裏方の仕事なので、主催者や観客の皆様から声をいただくことは少ないのですが、まれに、感謝のFAXが入ったりすると、大きなやりがいを感じます。また、指名の仕事ではないのですが、定期的にホールを利用される方から、「次回もあなたにお願いできますか?」との言葉をいただくことがあり、これにはとても感激します。

「どんなに小さなミスもあってはならない」という姿勢で
すべての催事に対して真剣に臨みます

こんな人に向いている!

相手の意向と予算を踏まえ、それに対して最善の提案と対応をしていく仕事なので、柔軟性のある人、臨機応変な対応が得意な人、気配り上手な人に向いていると思います。女性は、業界全体の3割程度しかいませんが、技術力は経験を積めば自然と磨かれていくので大丈夫!

■株式会社シグマコミュニケーションズ
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