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02/22 No.1

ホテル経営シミュレーション
ホテル科卒業ゼミが始まる

専門学校日本ホテルスクール
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
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▲各チーム(会社)でグループ討議

専門学校日本ホテルスクール(東京都中野区・石塚勉校長)は、国際ホテル学科ホテル科・英語専攻科2年生が、2年間の学習の総仕上げとする卒業ゼミを、1月下旬から2月中旬に実施する。

昼間部では「HMS(ホテル・マネジメント・シミュレーション)」、夜間部では「HOP(ホテル・オペレーションズ・プログラム)」の授業を行う。

「HMS」は、1年間のホテル経営を3日間で疑似体験する授業。それぞれのチームが経営するホテルのコンセプトを決め、学生は社長以下、各部門の責任者一人ひとりが経営目標を達成するための意思決定を行う。

▲卒業ゼミの様子

ゼミ実施の3日間で1年間のホテル経営を行い、四半期ごとにその計画と実績を分析・照合しながら、経営の仕組みを理解する。学生がグループ討議をし、講師の指導を得ながら、主体的に学習することも特長の1つだ。

一方、「HOP」は、「HMS」と同様にコンピューターによる学習プログラムで、ホテルの部門別計数管理を行う授業。客室、宴会などの各部門特有の問題解決に照準を当て、ホテル運営を学習する。受け身で学習するのではなく、自分から考え、主体的な学習を展開する。

▲各企業(チーム)の社長が目標達成値などを発表

卒業ゼミを通して、学生からは「擬似的とはいえ、ホテルを経営するということは、これまでのホテルの現場実習とは異なり、経営という側面を理解する良い機会になりました」「2年次で学んだホテル会計、労務管理などのホテル経営の内容を活かす機会になりました」「ホテルの経営者としての目線でゼミを体験することができました」と感想を述べている。

「HMS」と「HOP」は同校と一般財団法人日本ホテル教育センターが共同で、業界の経営者、および部門管理者を育成する目的で開発した、ゲーム的要素を取り入れたホテル経営を学ぶ独自の教育プログラムだ。

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