北里大学獣医学部（青森県十和田市）は、2021年11月19日に職域接種で実施したCOVID-19ワクチンモデルナ筋注接種後の副反応調査を公表した。

2回目接種後の231名の学生がアンケートに回答、全体で97.4％と高い確率で何らかの全身副反応がみられた。2回目接種後の副反応は接種翌日がピークで、約7割の学生が3日目には登校可能であると回答した。

若者におけるワクチン接種は感染制御の観点からは重要であり、副反応に対する正しい理解を深めることを目的に実施。

また学生からの発案により「接種後何日目から通学可能なのか」というアンケート項目も追加した。今後、ワクチン接種を実施する学生の参考になり、大学にとっては授業の休校措置等の判断材料になると考えられる。

尚、本調査では2回目接種時、231名中99名に自主回収の対象ロットを接種、132名に交換された新しいロットを接種したが、異物混入が疑われたワクチンにおいて副反応出現頻度が高まる傾向は無く、7割以上の学生が3回目接種を希望している。