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05/13 No.2

上智学院がタイに
教育支援事業を展開する事業会社を設立

学校法人上智学院
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
公開:

上智大学などを運営する学校法人上智学院(東京都千代田区・佐久間 勤 理事長)は4月17日、タイの首都バンコクに非公開株式会社「Sophia Global Education and Discovery Co. Ltd.」を設立したと発表した。

同社は、これまで非営利目的で運営していた海外拠点「上智大学ASEANハブセンター」を利用して、日本人学生がASEAN(東南アジア諸国連合)諸国をフィールドとして学ぶ研修やスタディツアーの企画実施、ASEAN諸国から日本への留学支援、広報活動などの教育研修支援事業を行う。大学が最大出資者となって海外に事業会社を立ち上げるのは国内では初めて。

上智大学ASEANハブセンターは、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」事業構想に基づき、東南アジア全体を見据えた教育・研究及び人的交流の拠点形成を目指して設置された海外拠点の1つ。今回の事業会社の設立により機動的に活動する形態となり、将来を見据えた新たな教育・研究及び人的交流の「柱」の構築を目指す。

事業開始初年度は上智学院が設置する各学校の学生・教員を対象とするが、早い段階で日本の他大学の学生や企業・自治体等の幹部層など、学生から社会人まで幅広く教育研修支援事業を展開する予定。

東南アジア教育大臣機構高等教育開発センター(SEAMEO RIHED)をはじめとする現地の連携機関との協力と、特にユネスコやユニセフ、国際労働機関(ILO)などの国連機関、そして本学の設立母体であるカトリック・イエズス会ネットワークを活かし、将来的には、タイ及び他のASEAN諸国の学生や社会人を日本へ派遣する研修・スタディツアーも想定している。

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