おしえてセンセイ・センパイ!

進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。
シリーズ6 業界で活躍中のセンパイにきく

Part.16

アコガレ★JOBインタビュー season 4
Part.16 理容・美容・ビューティ業界

美容師・スタイリスト

hair&make KIX
美容師・スタイリスト
瓜田 裕紀(うりた・ゆうき)さん
※組織名称、施策、役職名などは取材当時のものです
公開:

世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21職種の方々にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。

hair&make KIXに勤務する、スタイリストの瓜田裕紀さん

お客様をキレイにするため、マンツーマンで施術する 
コンテストで受賞してもそのプレッシャーが悩みに

僕は美容師ですので、カット、カラー、パーマなど、お客様の髪をキレイにするのが仕事です。他店では複数のスタッフが作業を分担することもありますが、この店では最初から最後まで、シャンプーから仕上げまで、僕がマンツーマンでやっています。

美容師資格を取得した直後は、他店で働いていましたが、お客様が来れば休みなしで働いていたので体力的にしんどいときもありましたし、営業面でもなかなか数字が伸びないときもあって、はたして自分にはこの仕事が合っているのかと思い悩んだ時もありました。

また、僕は大きなコンテストで賞を取ったことがあるのですが、どうしても周囲からは次も受賞するのではないかと期待されることがあって、それがプレッシャーになって、あれはまぐれだったのではないかといやみを言われたこともあり、他の仕事が楽しく見えてしまって、転職を考えたこともあります。

それでも、美容師という仕事は、人の内面と外面の両方をキレイにできる素晴らしい仕事だと思って続けていると、お客様からの指名が増えてきました。

施術の電話予約、会計なども行います

電車で2時間かけてわざわざ来店するお客様も 
母校の美容学校のトップクリエイターゼミ講師に

僕がお客様を施術して、最後にお見送りをする際にあいさつをすると、お客様から「今日来てよかった」とか「あなたに頼んでよかった」といったうれしい言葉をかけていただけることがあります。

お金をいただき、「ありがとう。また来る」なんて言ってもらえる職業って、そんなにありませんよね。この時の感覚がうれしくて、今も楽しく続けていられるのだと思います。

このKIXというサロンは逗子ですが、横浜から交通費を使って往復2時間かけて来店されている男性のお客様がいます。その方は、以前働いていた横浜のお店に「大きなイベントで人前に出るからかっこよくして欲しい」と、飛び込みで来られたお客様でした。その時の施術が気に入ったとのことで、店を変わった今でもお得様として来店されています。

楽しく仕事をしている様子を見て、僕が卒業した国際総合ビューティカレッジという横浜の美容学校から、トップクリエイターゼミの講師に就任してほしいと依頼があり、時間をやり繰りして生徒たちを指導しています。

美容コンテストで多数の受賞経験がある瓜田さん 
ロンドンVIDAL SASSOONでの留学経験もある

こんな人に向いている!

美容師という仕事は向いているかどうかではなく、好きになるかどうかの問題だと思います。

ファッションとかヘアスタイルに興味があって、ファッション雑誌を見るのが好きという人で、この仕事を頑張ろうという強い気持ちがある人なら、必ず成功すると思います。

動画でインタビューを公開中です。
サムネイル画像をクリックすると動画が再生されます。
(音声が出ますのでご注意ください)

新着記事 New Articles