進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。
シリーズ6 業界で活躍中のセンパイにきく
アコガレ★JOBインタビュー season 4
Part.13 スポーツ業界
スポーツインストラクター
スポーツインストラクター
池田 武樹(いけだ・たけき)さん
公開:
世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21職種の方々にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。
目標を定め、会員の運動能力向上をサポート
達成したときの笑顔がやり甲斐になる
ここはフィットネスサロンですので、健康のための運動を行う場所です。会員制なので、会員の方が運動をして、気になるところを鍛えたり、または健康維持のために体を動かすところです。
また、子どもさん向けのスイミングや体操クラブを運営しており、私たちインストラクターは、このような体を動かすこと全般についてサポートすることを仕事としています。
スポーツクラブに来られる会員さんのうち、大人の方であれば、筋力アップとか、体重や体脂肪を落とすことを目的としている方が多くいます。私たちがサポートすることで、目的の数値や状態に持っていくことができれば、会員さんも喜びます。
子どもさんの場合は、習い事のひとつとして来られる方も多く、スイミングなら泳げるようになったとか上達してタイムが向上した、体操クラブなら跳び箱や鉄棒などのサポートを通じて、学校の体育の授業でうまくできたとか、学校の成績が良くなったなど、目的を達成した時の、みなさんの笑顔が見られることがやり甲斐となります。
会員の身体的特徴や特性をしっかり検討
ケガしないよう、慎重なサポートを行う
この仕事では、実にたくさんの、そして様々な方が来られます。
若くてエネルギッシュな人もいれば、高齢で動きがおぼつかない人、体格のしっかりした人、子どもさんなど、持っている身体能力も違ければ、運動の目的もまちまちです。そのため、けがをしやすいとか、腰や膝が痛いとか、重たいものを持ち上げるのが大変とか、サポートする上で、会員さんひとりひとりの特徴や体力を検討することが重要です。
時には医師から禁じられている運動もありますので、まずはケガをさせないというところから慎重な対応が求められます。
子どもさんについては、完璧なレッスンを心がけたつもりでいても、成長期だけに、課題を達成できなかったり、やる気を引き出すことができなかったりと、うまくいかないこともあります。私たちは、今日できなかったことが、次回できるようにと、あらゆる側面から反省します。大変な部分もありますが、次回のレッスンに活かしたいと、日々考えることも楽しいことと捉えています。
スポーツクラブは、体力づくりをサポートする業務が中心ですから、筋肉をつけて能力を高めるなど、体を作っていくことに興味のある人が向いています。
スタッフとして、または会員やその家族など、いろいろな人の気持ちや視点で物事を見られる人が求められると思います。