キャンパストピックス
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01/29 No.2墨田区と学校法人電子学園が
包括的連携に関する協定を締結
墨田区/学校法人電子学園
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
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東京都墨田区(山本 亨 区長)と日本電子専門学校を運営する学校法人電子学園(東京都新宿区・多忠 貴 理事長)は去る12月4日、情報通信技術(ICT)人材を育成する専門職大学を開設するための連携協定を結んだ。
同学園は学生全員が起業をめざす実践的な職業教育を行う専門職大学の開学を計画中。誘致活動を続けてきた墨田区内の学校跡地にキャンパスを設置し、2020年4月の開学をめざす。
同学園が計画する「i専門職大学(仮称)」は情報処理分野に焦点を当てた実践的な職業教育に特化する。人工知能(AI)やビッグデータに着目し、大手企業との連携や英語教育に力を入れる。学生数は各学年200人ずつの計800人。学長には慶応義塾大学大学院の中村伊知哉教授が就任する予定。区民が受講できるオンライン講座などを通じて地域にも貢献する。
墨田区は東京23区のなかで唯一大学がなく、西吾嬬小と曳舟中の跡地活用として「国際観光都市」の実現を目指し、国際関係の教育に力を入れる大学の誘致活動を2011年から展開してきた。
2017年3月には、同敷地内の南側に新キャンパスを整備する千葉大学と包括的連携協定を締結。電子学園とは5月から協議を進めていた。区内の学校跡地1万8,000平方メートルのうち1万平方メートルを同学園が利用。同区は50年の定期借地権を設定して同学園へ貸し付ける。学園は現在校舎(3階建て、延べ床面積5,700平方メートル程度)を建設中で、19年末の完成を目指している。