東京理科大学（東京都新宿区・松本洋一郎学長）では、2031年に150周年を迎えるにあたり、TUS VISION 150を掲げ、研究分野では「基礎研究から応用研究まで幅広い分野に亘って世界をリードする研究拠点」となることを目指している。その一環として去る10月29日、ホテルメトロポリタン　エドモントにて、TUSフォーラムを開催した。

今回のフォーラムは〈水と宇宙の最新研究〉がテーマ。前半は松本学長の挨拶に続き、高柳英明特任副学長（研究推進機構 総合研究院長）から同学の研究戦略についての説明が行われた。

次に、文部科学省私立大学研究ブランディング事業に採択されたウォーターフロンティアSci.&Tech.研究センターと、スペース・コロニー研究センターの研究成果が紹介された。また、同学の先端研究のポスター紹介も行われた。

フォーラムの後半では、同学卒業生である、新井史人教授（名古屋大学未来社会創造機構）が「生体に学ぶ機械システムの革新」と題した特別講演を、また、石原安野准教授（千葉大学グローバルプロミネント研究基幹）が「ニュートリノで見る深宇宙　マルチメッセンジャー天文学の幕開け」と題した講演を行った。

国立研究開発法人科学技術振興機構の渡辺美代子副理事からは、わが国の科学技術発展のための多様性の推進についての講演が行われた。