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07/20 No.1大学・短期大学の
オープンキャンパス実施状況(Part.1)
~長期戦覚悟で、進学情報を上手に取得する~
公開:
収束に向かうと思われた新型コロナウイルスの感染拡大は、再び感染者増加している(7/14原稿執筆時)。
ソーシャルディスタンスの確保など感染防止策の徹底の上、イベントの参加人数の上限も徐々に解禁されいるが、教育業界はどのような状況か。従来、この時季に多数の高校生を集めて盛大に開催されてきたオープンキャンパスは、今どんな状態にあるのか、現況を調べてみた。
任意に選んだ私立大学117校のホームページをのぞいてみると、101校(94%)の大学が来校型オープンキャンパスは中止または延期とし、代替措置としてWeb(=オンライン)オープンキャンパスに切り替えようとしている(7月中旬現在。未定の10校を除く)。
プログラムとしては、動画配信サイト(YouTubeなど)、LINE(チャット機能)、Twitter、Zoom(Web会議システム)などのツールを活用した、ライブ感あふれる多彩なコンテンツが用意されている。
では、Webオープンキャンパスには、どんな利点があるのだろうか。
①移動時間と旅費・交通費を節約できる
遠方の大学であっても、短時間で複数校をまわることが可能である。自宅に居ながらスマホ・タブレット・パソコンがあれば、いくつものイベントに即座に参加でき、高額な旅費と時間は必要ない。
②いつでも、どこでも、何度でも
自分の予定で好きなときに何度でも閲覧でき、資料収集も好きなだけダウンロードすればよい。とくに「オンライン個別相談」では、話しにくい内容もじっくり説明し、時間をかけて相談にのってもらうことができる。
オンラインオープンキャンパスは、実際に来て、見て、感じる、従来の来校型対面形式のオープンキャンパスとは、違う魅力を発見することができる。オンラインでの情報展開が多くなったことは、学校と距離がある生徒にとっては、逆にチャンスかもしれない。
(文: 清流書房/小久保 益男)