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11/05 No.1

オンライン開催! 
早稲田祭2020(前編)
~目の前の壁を打ち破る早大生に刮目せよ~

早稲田祭2020運営スタッフ
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
公開:

早稲田祭2020は、11月7日(土)・8日(日) 10:00~17:00に『早稲田祭2020公式サイト』でオンライン開催 となる。高校生にとって大学祭は、進路選びで大きな意味を持つイベントだ。例年20万人が来場する早稲田祭の直前リハーサル現場に伺い、運営スタッフの方々に初のオンライン開催となる本イベントの魅力や高校生へのオススメのコンテンツなどの話を聞いた。

開催当日の模様を取材した記事「早稲田祭2020(後編)」はこちら

150チャンネル! 50~60チャンネル同時配信!! 
早稲田祭の魅力であるカオスさや同時多発性を再現

「オンライン開催は単純な映像コンテンツの配信にならないよう、オンラインに今までの早稲田祭の魅力をどう取り組むか、『早稲田祭らしさ』とはなにかを考え抜いて企画にあたった」と話すのは代表の福島さんだ。COVID-19により、開催の延期かオンライン開催か、長い間議論を重ねたと言う。

今回の早稲田祭は、公式サイトに150ものチャンネルが設置され、300あまりの企画が配信される。50~60企画が同時配信されることもあるという規格外のもの。多様な企画が同時多発的に行われる早稲田祭の魅力であるカオスさを、チャンネル数の多さとして継承しているようだ。

当日はタイムテーブルから観たい企画を選んで視聴することができる。運営スタッフが企画する早稲田祭2020メインチャンネルでは、各企画のハイライト集や入学希望者向けの企画などが配信される予定だ。企画選びに迷ってしまう人や、まとめて楽しみたい人にはオススメだ。

▲大隈講堂での直前リハーサルの様子

キーワード検索で、自分の興味にあった企画を探そう! 
様々な早稲田生をみて、早大の多様性を感じて欲しい

「高校生なら『受験』や『興味のある部活の種目名』などを検索窓に入力してみて欲しい。自分の興味にあった企画を探すことで、視聴者主体の楽しみ方がオンラインで可能になった」と、広報制作局の松本さんは話す。公式サイトから視聴する企画を選ぶ際に、「キーワード検索機能」の利用をアドバイスする。

また、ワンクリックで別の企画がすぐ見られることはオンラインならでは。通常の大学祭では2つ3つくらい企画を観て帰るのが普通だろう。他の大学祭でも早稲田祭でも、全部の企画を見ることは不可能だ。人混みをかき分けて企画間を移動するのはとても大変。福島さんが高校時代に訪れた学園祭では、3企画くらいで疲れてしまったと振り返る。それがオンライン開催ではワンクリックで次の企画へ移動できる。例年では叶えられない、早大生の一気見が可能となった。

地方の生徒も受験勉強の合間に参加できる
早大生が愛するワセメシを味わおう

「大学から遠方に住む高校生は、オープンキャンパスや学園祭に行くとなると、ホテルや新幹線をとったりと手間も時間もかかってしまう。オンライン開催により受験勉強の合間に負担を掛けずに大学の雰囲気が知れることは、大きなメリットだ」とメディア広報チームの高橋さん。当日は気軽な気持ちで公式サイトを訪れて欲しいと話す。

また、早稲田大学周辺の安くて美味しいご飯が、早稲田祭限定メニューでコラボする。早大生が愛するワセメシを店舗や通販で味わうことができる。4年間を同じキャンパスで過ごす幸せを3人は口々に語る。4年間を過ごすキャンパスは地域と絆が深い、そんな早稲田の街の魅力も「ワセメシコラボ企画」でぜひ堪能したい。

受験生にぜひ観てほしい「運営スタッフチャンネル」
入学後の自分の姿を勉強のモチベーションに

「運営スタッフチャンネル」の企画を紹介しよう。

早大生が早大受験当日の一日の流れを再現したプレゼン
早大生が早大入試問題に似せて作った問題を一緒に解く
ZOOMを使って受験生の悩みを聞いて相談にのる
 など

オープンキャンパスもなくなり、受験生と接する機会がないので、視聴する高校生の反応がとても楽しみと福島さんは話す。実際に高校生・受験生の方が早稲田祭2020の公式サイトを訪れた際には、「聞いて学ぶ」「見て学ぶ」「中高生向け」というジャンルページから高校生・受験生向け企画を視聴できる。

「運営スタッフチャンネル」では受験生向けの他に、留学について、OB・OGに話を聞こうなど、オープンキャンパスに寄った企画が沢山準備される。福島さんのオススメは、「VR大隈講堂」だ。まだキャンパスに来たことのない高校生や大隈講堂に入ったことのない1年生、卒業生が自宅で大隈講堂内をVR体験することができる。講堂内には、各団体の発表作品が展示される。単純な作品のWeb掲載ではなく、まさに体験型の面白みのある企画だ。

▲VR大隈講堂外観撮影の様子。右は撮影を見守る代表の福島さん

また、各団体の企画コンテンツにはTwitterやブログなどへのリンクもある。

「通常であれば大学生は4月の新歓の時期に膨大な数のアカウントをフォローするケースもあるのだというが、入学前から自分の興味のある団体などを見つけてフォローすることができる。オンラインの企画から高校生が『早稲田大学入学後、このサークルに入ってこんな活動をしよう』などと、より具体的なモチベーションにしてほしい」と、松本さんは話す。

「受験を控えた高校3年生は、モチベーションの管理が難しい時期だと思う。より具体的な入学後のイメージをもって、受験勉強のモチベーションにしてほしい」と受験生へのアドバイスをくれた。

制約の中でも新しいことに挑戦していく
「今、新たに」をあなたの心に灯したい

「オンライン化に伴う大変さは、何から何まで大変で、何から話せばいいかわからないほど」と運営スタッフ代表の福島さん話す。オンライン開催にシフトしたことで内部の変化がとても大きいと苦労を教えてくれた。

「運営スタッフは当日の20万人の来場者をさばくために約600人のスタッフが在籍する。今年のオンライン開催により仕事を失った人がたくさんいた。大きく変わってしまったことで、ノウハウの継承が難しくなった。しかし、オンライン化に伴い場所も時間も制約がなくなったことで、運営スタッフから自主的な企画が数多く生まれた」と話す。

「例えば、研究に打ち込んでいる早大生から、ダンスに夢中になっている早大生、ゲテモノを食べて男らしさ(?)を競っている早大生など幅広い早大生に一気に出会うことができるのは、今回のオンラインならでは。早稲田祭を通して、早稲田大学を好きになってほしいし、入学して何をしようかなって、ワクワクしてほしい。キャッチコピー『今、新たに』には、早大生だけでなく、来場者や受験生・高校生に向けて『今、新たになにか頑張ろう』という気持ちが込められている。こんなコロナ禍のなかでも頑張る早大生の姿を観て、自分もなにか頑張ろうと思ってくれたら、これ以上嬉しいことはありません!!」と福島さんは話す。

オンライン開催を開くにあたって、当日は配信を行うキャンパスでの感染防止対策が配慮され、運営スタッフよる撮影・配信が行われる。

あなたも11/7(土)・8(日)は、早稲田祭2020の挑戦を共有してはどうだろうか。

開催当日の模様を取材した記事「早稲田祭2020(後編)」はこちら

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