北海道大学
【国立大学・北海道札幌市】
学部：文／教育／法／経済／理／医／歯／薬／工／農／獣医／水産
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北大は、文理ともに前期日程で総合入試が実施されるのが特徴です。

募集人員は文系が95人で、前期日程の文系学部全体の2割弱ですが、理系は1017人と前期日程の理系学部全体の7割以上を占めています。また、理学部、工学部、薬学部、農学部は、前期日程では学部別入試は実施されません。なお、総合入試入学者の学部決定は第1年次終了時に行われます。

前期日程の個別試験は、全体的に基本的で素直な問題の出題が多く、対策としては高校の授業を重視して、教科書を読み込むことが大切です。その上で、過去問を研究して実際の入試問題の形式に慣れてください。特に論述問題は日頃から練習を積み重ねることが大切です。なお、国語は例年難度の高い問題が出題されるので、しっかりと対策してください。

また、学部別入試の医学部医学科および獣医学部では、やや難問とされる問題にも対応できる学力が求められます。医学部医学科では、筆記試験に加えて、面接が得点化されることにも注意してください。

岩手大学
【国立大学・岩手県盛岡市】
学部：人文社会科学／教育／理工／農
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岩手大は、教育学部の中学校教育コースと理数教育コースを除くすべての募集区分で、前期日程、後期日程ともに募集が行われます。センター試験と個別試験の配点比率は、すべての募集区分でセンター試験重視です。

2017年度前期日程での合格者のセンター試験平均得点率を見ると、共同獣医学科は約82％の高得点率ですが、他の学部・学科は概ね65％～75％程度が多くなっています。全体としてセンター試験の配点比率が高いので、基礎学力をしっかり身に付けることが合格への第一歩です。

個別試験は、いずれの科目も標準的な問題が多いため、教科書レベルの標準的な問題演習を繰り返すことが大切です。また、試験科目数が少ないため、取りこぼすことのないように丁寧な学習を進めてください。国語には、例年論述の問題があり、2017年度入試では250字の論述が出題されました。

また、後期日程では理工学部を除いて小論文が課せられます。読み手を意識した文章作りを心がけてください。

東北大学
【国立大学・宮城県仙台市】
学部：文／教育／法／経済／理／医／歯／薬／工／農
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東北大は、2017年度からの新制度「指定国立大学」に東大、京大と並んで指定されたこともあり、2018年度入試での人気が高まっています。

前期日程の個別試験は、標準的なレベルの問題を中心に出題されていますので、学校の授業を中心に基礎力を身に付けることが大切です。

文系学部では、個別試験において、国語、数学、英語が試験科目となります。特に数学は限られた時間内で解答できるように計算力を身に付けることが大切です。理系学部では、数学と理科2科目の攻略がポイントとなります。解答に至る考え方や計算の過程などを普段からきちんと書く習慣をつけておくことが大切です。

後期日程は経済学部、理学部においてのみ募集が行われます。難関大では後期日程の廃止が相次いでいることから、経済学部、理学部の後期日程には、首都圏などからも受験生の流入があり、厳しい競争が続いています。奇抜な問題の出題はありませんが、厳しい競争を勝ち抜くためには、普段から十分な演習が必要だといえます。

国際教養大学
【公立大学・秋田県秋田市】
学部：国際教養
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国際教養大は、他の国公立大学とは異なり、個別試験を独自日程で3回実施します。

センター試験の教科数はA日程が3教科、B日程が5教科、C日程が英語のみの1教科と異なっていますが、合格者の平均得点率は概ね、A日程が91％前後、B日程が85％前後、C日程が93％前後で、いずれもセンター試験での高得点は必須です。

個別試験は、A・B日程では国語と英語、C日程では英語小論文が課されます。A・B日程の英語は、過去4年間は英語の長文を読んでの300語以上の自由英作文（120分）、C日程は過去5年間は数行の英文を読んでの300語以上の自由英作文（90分）です。A・B日程の英文自体は難度がそれほど高いわけではありませんが、C日程も含めて、制限時間内に大学指定のとおりにまとめるのは容易ではありません。自己採点が難しいため、英語の先生に添削をお願いして練習を繰り返してください。

国語は評論からの出題でしたが、2017年度入試のA日程では対話からの出題でした。

筑波大学
【国立大学・茨城県つくば市】
学群：人文・文化学群／社会・国際学群／人間学群／生命環境学群／理工学群／情報学群／医学群／体育専門学群／芸術専門学群
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筑波大は、募集区分が他大学と異なり学部・学科ではなく、学群・学類となっています。なお、社会・国際学群、人間学群、医学群、体育専門学群は、いずれも後期日程での募集はありません。

前期日程の個別試験は、体育専門学群と芸術専門学群を除いて、いずれも2～3教科が課されています。全体的には基礎に重点を置いた入試問題中心ですが、一部の科目では難問が出題されることがありますので、事前に過去問を確認しておきましょう。また、地歴3科目、倫理はいずれも論述量が多く、しっかりした対策が必要です。

ところで、前期日程の人文・文化学群、社会・国際学群、情報学群情報科学類を除いて、配点でセンター試験の占める割合は小さくありません。例年の合格者平均得点率をみると、医学群医学類で90％、他の学群・学類では75％～80％程度は確保したいところです。そのためにも基礎を早い段階でしっかり固めることができるように学習計画を立ててください。