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03/25 No.1

地方と東京圏の大学生対流促進事業
「フィールドから学ぶ産官学協働 
3大学地域人材プロジェクト」
活動報告シンポジウムを開催

主催/大正大学・静岡産業大学・島根大学
後援/藤枝市・益田市・豊島区
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
公開:

大正大学・静岡産業大学・島根大学は、去る3月11日(月)、アルカディア市ヶ谷にて「フィールドから学ぶ産官学協働 3大学地域人材プロジェクト 活動報告シンポジウム」を開催した。

▲【藤枝】長期対流促進事業での活動の様子

内閣府では、地方への若者の流れを促進するため、大学生が地方圏と東京圏を相互に対流・交流する取り組みを実施している。

同シンポジウムではこの事業に採択された「フィールドから学ぶ産官学協働3大学地域人材プロジェクト」で実施してきたさまざまな取り組みについて、活動内容を報告。

大学生の取り組みが地域・社会に与えるインパクト、大学生が地方と東京圏を対流することによる地方創生の実現、東京圏・地方大学が担う役割について議論が交わされた。

▲【益田】長期対流促進事業での活動の様子

当日、第一部は対流促進事業で学んだ学生が1年間の学習成果を発表。大正大キャンパスのある豊島区巣鴨、静岡産業大学のある藤枝市、島根大学のある益田市、それぞれのフィールドにおける活動の様子が語られた。

また、第二部では首藤正治客員教授が「学生の対流が生み出す新たな価値の可能性」をテーマに、浦崎太郎教授が「地域と学校と大学がつくる地域人材」をテーマに基調講演を行った。第三部では地域構想研究所の柏木副所長をファシリテーターとし、1年間の事業の意義について意見を交わした。

「フィールドから学ぶ産学官協働3大学地域人材プロジェクト」の概要については以下の通り。

【概 要】

東京圏にある大正大学と地方に所在する静岡産業大学および島根大学とが協働し、学生を対流等させることで、産学官連携によるフィールドワークや単位互換を前提とする科目履修を行い、現在地域が抱えている諸問題の発見と課題解決に向けて、提案力の養成を行う。
また、こうした事業を契機としてさらなる大学間ネットワークを構築・拡大していくことによって、学生の交流を深め、東京の学生が地方へ還流・定着し、地域創生をけん引する高度で知的な職業人として活躍する人材の輩出を目指す。

大正大学は静岡産業大学、島根大学と連携協定を結び、2017年度に静岡県藤枝市、島根県益田市で地域資源マップの作成、地域紹介のアプリ開発、インターンシップなどを進めた。さらに、島根大学の学生を短期間、東京へ受け入れ、豊島区でフィールドワークも実践している。

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