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04/08 No.2

東京都市大学が「未来都市の都市大 
シンポジウム2019」を開催
エイジングシティ研究に関する
2018年度の研究成果を報告

東京都市大学
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
公開:

東京都市大学(東京都世田谷区・三木千壽学長)では去る3月29日、同学の世田谷キャンパスにて「未来都市の都市大 シンポジウム2019」を開催した。

同学の未来都市研究機構が取り組むエイジングシティ(人の高齢化だけでなく、高速道路などのインフラや社会制度が老朽化する都市)の研究について、各研究ユニットが2018年度の研究進捗や成果の発表を行った。

この「魅力ある未来都市創生に貢献するエイジングシティ研究および実用化の国際フロンティア」事業は、文部科学省平成29年度私立大学研究ブランディング事業(タイプB)に選定されている。

▲三木千壽 学長

未来都市研究機構は、2016年7月に発足。文部科学省の2017年度「私立大学研究ブランディング事業」に選定された「都市研究の都市大」事業に取り組み、持続可能で魅力的な成熟都市の形成に貢献するため、エイジングシティを総合的に研究。

未来都市の再生や「スマートエイジング」の発想に基づいた解決策・ソリューションを先導し、国際的に発信していくことを主目的のひとつにし、インフラ、環境、情報、生活、健康の5領域に分かれて研究活動を行っている。

シンポジウムでは三木学長の主旨説明に続き、総合研究所未来都市研究機構機構長、都市生活学部都市生活学科川口和英教授が「都市研究の都市大」事業がめざす「未来都市」と題して事業全体の概要を説明。「一連の研究を通して、都市の国際競争力の維持・発展、居住者の生活の質の向上に寄与する」と話す。

続いて、5領域の研究ユニットの発表が行われた。発表テーマは以下の通り。

〈インフラ〉
「老朽化インフラの維持管理および防災技術の高度化」
工学部都市工学科 関屋英彦准教授

〈環境〉
「老朽化インフラの維持管理および防災技術の高度化」
工学部都市工学科 関屋英彦准教授

〈インフラ〉
「グリーンインフラの整備およびマネジメント」
総合研究所応用生態システム研究センター 飯島健太郎教授

〈情報〉
「都市活動の常時観測への挑戦」
工学部都市工学科 今井龍一准教授

〈生活〉
「買物困難者支援システムの改善試作/都市生活者10000人調査の成果」
都市生活学部都市生活学科 西山敏樹准教授

〈健康〉
「都市における外出行動支援に関する研究」
知識工学部情報通信工学科 柴田随道教授

最後に講演者が揃って登壇し、意見交換が行われた。

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