進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。
シリーズ4 業界で活躍中のセンパイにきく
アコガレ★JOBインタビュー season 2
Part.4 コンピュータ・情報処理
営業・取締役
佐藤 均(さとう・ひとし)さん
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世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。
登記簿情報を安価で配信
最新の技術で提供する
弊社は法務局が有している登記情報を、安く便利に確認できるサービスをしています。登記情報とは、この不動産は誰のものかとか、この会社は誰が設立したのかといったもので、これらが記載された証明書を登記簿謄本などと呼びます。これを全国にある法務局が発行しているのですが、私どもはその登記情報を法務局よりも安く便利にお客様にご提供するというサービスを行っています。
例えば、法務局の窓口で登記簿を取ると1件600円ですが、それを私どもの会社から取得されれば1件336円です。登記簿謄本そのものではないけれど、データを閲覧できれば十分と考えている方が、私どものサーバーにアクセスしてPDFファイルを閲覧することができます。弊社の顧客の中心は銀行や不動産会社です。
私は主にこのサービスをお客様にご紹介することをしています。パソコンを片手に全国を飛び回ったり、各地で催される展示会などに出店したりして、多くの企業の方に知ってもらえるよう、営業活動を行っています。
オンリーワンの企業だから
競合する企業が不在
弊社は、なんといってもサービス自体がとても画期的で、また他にないオンリーワンのものです。お客様になられた企業からは、「なんでもっと早く知らなかったんだろう」、「こんな便利なサービスがあったなんて」と、驚きながら喜んでいただけることがとても嬉しいですね。
若い人にとって登記簿は縁の薄いものだと思いますが、実は奥の深いものです。銀行、不動産業界には欠かせないツールです。この情報ひとつで銀行がお金を貸すか否か、不動産会社が物件を押えるか否かが決まってくるほどのものです。
弊社のサーバー内にある登記情報であれば、深夜であっても閲覧が可能ですので、必要な情報をいつでもお届けできるという点は、営業のトップとしてやりがいを感じます。
私どもは中小企業ですから、上場企業のようにネームバリューの助けを借りる営業は出来ません。あくまで内容の良さで勝負しているという自負があります。この商品に自信を持っておりますので、もっと広めていきたいと思っています。
弊社の業務は、あまり一般的ではない、どちらかといえば若い人にはなじみの薄いサービスです。
しかし、なじみが無いからこそ、ビジネスチャンスがあるのです。だから、柔軟な考えを持っている人、可能性を狭めずに、色々なことにアンテナを広げられる人は、当社だけでなく、起業家としてのスキルがあるかもしれません。