進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。
シリーズ4 業界で活躍中のセンパイにきく
アコガレ★JOBインタビュー season 2
Part.3 ホテル・旅行・ブライダル・語学
インバウンド担当
海外営業部 豪亜営業課
水本 彩乃(みずもと・あやの)さん
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世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。
外国の旅行会社やお客様に
電話とメールでご案内・ご連絡
私は国際旅行事業本部において、日本へ旅行される外国人のお客様を担当しております。私どものお客様は外国に住んでいますので、現地の旅行会社の担当者と、主に電話とメールでやり取りをします。また、来日してからのツアーの添乗は通訳ガイドという専門職が行うので、必要に応じ、ガイドさんを通して現場の対応をします。
私の場合、日常的な仕事は室内で行うものが主で、パソコンに向かう地味な作業が大半ですが、お客様にご案内する場所を実際に訪れ、飲食店や工場の見学など、実際に自分の目で見て体験することもあります。先日はヘリコプターに乗りました。仕事でありながら、こうした体験自体がとても楽しくて、お客様にも自分の言葉で自信を持ってお伝えできます。
入社して1年目の頃は、自分の提案した商品になかなかお客様が申し込んでくださらないので、悩むこともありましたが、地道なご案内が実り、2014年12月、フィリピンからご家族で20名もの申し込みがあった時は、本当に嬉しかったです。
日本の面白いところを
たくさん紹介したい
実は私は最初から旅行業界で働こうと考えていたわけではありません。小さな子やお年寄りをお世話することが好きだったので、看護師になりたいと思っていました。ところが、高校生の時に出会った英語の先生とALT(外国語指導助手)の先生がとても楽しい方たちで、英語にとてもはまり、英語を使う仕事がしたいという気持ちが芽生えました。
学生時代は英語劇をしていたのですが、イギリスの学生演劇の大学生たちの来日をサポートしたことがありました。来日した彼らを観光案内したときに、浅草で売られているアメとか通勤ラッシュの満員電車とか、私たちが思いもよらないものに感動してくれて、これは面白いなと思いました。
当時、私は他に展示会などで日本の商品を解説するアルバイトなどしていたこともあって、日本の文化や歴史をもっと勉強して、日本の色々な面白いことを紹介したいと思うようにもなりました。
その経験が今のインバウンド担当の業務に役立っていて、普通のガイドブックにはないご案内がお客様にできているかもしれませんね。
想像力を広げられる人です。例えばお客様が高齢なら高山を徒歩で行くのは難しいとか、足の不自由な方にはどのようなコースが動きやすいか、小さなお子さんがいるときには、どの飲食店が向いているのか考えを巡らせることのできる人。
それと好奇心旺盛な人。知っているようで知らない観光地のことを、楽しみながら学べる人が向いていると思います。