進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。
シリーズ4 業界で活躍中のセンパイにきく
アコガレ★JOBインタビュー season 2
Part.13 スポーツ業界
スポーツトレーナー
ゴールドジム浦安千葉店 店長
金澤 敬(かなざわ・たかし)さん
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世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。
トレーニングの魅力と知識を
お客様に伝えていく
私はフィットネスクラブの店長として、現在は2店舗を任されています。
この世界に入ったのは、自らトレーニングをしているうちに、その魅力にすっかりのめりこみ、自分の好きなことを仕事にしたい、この面白さを人に伝えたいと思うようになったのがきっかけです。
フィットネスクラブには、ジム、エアロビクスなどをするスタジオ、スカッシュやテニススクール、プールなど、様々な施設がありますが、ゴールドジムではジムがメインです。そのため、当ジムに来られるお客様のほとんどは体作りが目的ですので、接客を通じてトレーニングや栄養指導を行っています。
例えばお客様は、昔のスポーツ経験とか、テレビやインターネットなどの情報源から、少し偏った知識を持って来店し、誤ったトレーニングをしてしまいます。そこで私たちは生理学的に正しい方向へ誘導していきます。正しい理論に基づいた指導を受けると、目覚ましい効果が感じられ、その結果、信頼していただけるのが楽しいですね。
経営者目線で運営
ゴールドジムの店長業務
店長としての業務は、店をどう地域に根付かせていくかという営業戦略、施設のメンテナンス、スタッフ教育、サービス向上のための研修を通じて、経営者としてのスキルを向上させていくことが中心です。やはり、思うように集客が伸びないときは、店長としての責任を痛感し、どうやって集客するかが課題になります。
ゴールドジムでは、いわゆるディスカウントのような営業活動ではなく、「運動をすることで理想の体をつくっていく」、「スポーツを通して前向きな気持ちになろう」というように、運動することのメリットを説明・啓発するようにしていますから、目先の集客があればよいというものでもありません。私どもは常にユーザーであるお客様と接点がありますので、接客やスポーツ指導を通じてお客様に満足していただき、口コミなどで集客していきたいと思います。
この他、社員が自分から率先して動いてくれて、こちらが求める以上の成果を上げてくれたとき、彼らの成長を感じられたときは店長として嬉しく、やりがいを感じます。
この仕事は、自らが体を動かすことが好きな人が向きます。また、接客業ですので、明るく人に接することができる方ですね。
生理学や解剖学といった人間の体に関わる分野の勉強は必須で、自分でマシーンを使って体験することで、理論と現実のギャップを考慮しつつ、仕事を楽しめる人が適していますね。