進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。
シリーズ4 業界で活躍中のセンパイにきく
アコガレ★JOBインタビュー season 2
Part.11 子ども・教育業界
幼稚園教諭
調布白菊幼稚園 幼稚園教諭
磯谷 泉(いそや・いずみ)さん
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世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。
子どもたちとふれあって
集団生活のルールを学ばせる
私は今年で3年目です。現在、年中の子どもたちを担当しています。
幼稚園は保育園と比べて、教育に重点を置いていますが、集団生活のルールをしっかりと教えるのも大きな役割です。私は子どもたちとのふれあいや、お遊戯の練習を楽しみながら、彼らが一人でなんでもできるように、そして小さい子たちに優しくできるようにと心がけています。
私自身は保育園で育ちました。保育園は園にいる時間も長く、また色々な年代の子どもたちが同じ空間で過ごし、幼稚園とはまた違ったふれあいや生活を通した学びがあります。いまの仕事を目指したのも、そのときの先生の存在が大きく、保育園での体験も今の仕事に活かせていると思います。
当園の特長は、英語とコンピュータの教育といえると思います。年長で週に2回、年中で週に1回のネイティブスピーカーの先生による英会話の授業を行っていて、この先生は常勤スタッフです。また、コンピュータの授業も英会話の先生ですから、英会話の授業以外でも、子どもたちは英語に触れ合うことができます。
英語・コンピュータと
先生たちとのふれあい
英語やコンピュータの授業は、幼稚園児にはまだ早いのではないかというご意見をいただくこともありますが、これからの時代、他人と円滑なコミュニケーションをはかるには、英語とコンピュータは必要不可欠な能力だと思います。園児たちのコミュニケーション能力を高めるためにも、私なりにサポートしていきたいと思います。
幼稚園教諭のやりがいは、何よりも子どもたちとの関わりです。子どもから「ありがとう」と言われたり、担任ではなくなってからも挨拶をしてくれたり、お母さんから素敵なお手紙を頂いたこともありました。それから子どもたちと作り上げた行事が終わったときの達成感も大きいですね。
はじめの1年は大変でした。子どもたちの反応も予想外のことが多く、想定通りにいかないことがたくさんありました。先輩や他のクラスと比べてしまい、教え方が悪かったんじゃないかと悩みました。でもそれは経験を重ねることで身についてゆくものだとだんだんわかってきました。
動き回る子どもたちに対応していかなければいけませんから、やはり体を動かすことが好きな人、明るく元気で大きな声が出せる人かと思います。
私自身はピアノが苦手で、最初のことは子どもたちの前でうまく弾けませんでしたが、工夫しながら練習を重ね、今ではスムーズに弾けるようになりました。弱点を克服できる人も向いていると思います。