進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。
シリーズ4 業界で活躍中のセンパイにきく
アコガレ★JOBインタビュー season 2
Part.16 理容・美容・ビューティ業界
美容師・エステティシャン
ビューティハウス CanCan 店長
常木 美穂(つねき・みほ)さん
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世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21名(21職種)にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。
「免疫美容」をコンセプトに
健康と美容をあわせてケア
私が美容師になろうと思ったのは、昔から美容に興味があって、友達をきれいにしてあげるのが好きだったことがきっかけで、専門学校で美容師の資格を取り、3件の美容室経験を経て、今はこのサロンの店長としてとして働いています。
ただ、ふつうの美容室とは違って、当サロンはなるべく自然なものを使って、髪や肌に悪影響を及ぼさないものを使うなど、安心・安全・健康をコンセプトにして運営したいと思っています。そこで、「パトラ」という会社の化粧品を使おうと思いました。この化粧品を扱うには研修が多くこなさなければならないのですが、免疫美容をコンセプトに美容室を運営したいと思い、学んできました。
また、当サロンではエステもしています。髪だけではなく、体の気になるところすべてに施術し、美容と同様、安心・安全・健康にこだわりを持っています。
施術後、お客様が帰る時、きれいになっているのは普通ですが、当サロンはそれに加えて持続性があると評価してくださる方も多く、やっている方向性に間違いは無いと確信しています。
信念を持ってやっていくと
時間はかかるが評価は上がる
この仕事をやってきて思うことは、肌に余計な負荷をかけず、適切な方法で施術すれば、80歳、90歳になっても素敵できれいな女性でいられるのではないかいうことです。そのためには美容師の資格を持っていても、新たにきちんと学ぶ必要性が出てきます。
美容師になるまでの期間もさることながら、健康に良いとされる化粧品を扱えるようになるまで、手が荒れたりとか腰が痛かったりとか、学ぶ期間がとても長く感じます。こんなことを続けていても商売になるのだろうかと不安にもなりますが、信念を持ってやっていくうち、技術や知識が身についてくると、現実にお客様が満足して再来店されます。
するとお客様と信頼関係ができてくるので、「気持ちよかったわ」と感想を述べてくださるので、次もがんばろうと思え、自分なりに工夫をこらすようになります。だから他のエステで多用されている香料や界面活性剤入りの化粧品は、当サロンでは肌に負荷がかかるので排除します。その結果、地元のお客様に信頼されるようになると思います。
やはり接客が大好きで、お客様の気持ちを感じて接してあげられる人や、お客様をきれいにしてあげたいという気持ちを持っている人ですね。
きちんと学び、信念を持って適切な化粧品を選び、適切な施術を行うことでお客様を気持ちよくさせ、自分たちもいきいきと仕事をしていきたいと思う人なら、誰でもできるのではないかと思います。