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「創造都市」めざす宇都宮市内5大学が
地域活性化につなげ連携講座を開講

宇都宮市創造都市研究センター
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
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文化や芸術の創造性をまちづくりに生かして地域活性化につなげようと、宇都宮市内の5大学と市などが連携し、今年の1月に設置された「宇都宮市創造都市研究センター」(本部:宇都宮市江野)では2019年度、ウェブやCGなどのデジタル技術を生かした連携講座を開講する。

同講座は、プログラミングやCG、映像編集などのデジタル技術を産業や文化活動に生かす「デジタルコンテンツマネジメント(DCM)」を取り扱う。デジタル技術や経営学、地域振興などのノウハウを教え、先端技術を地域活性化に生かす人材を育成することをめざす。

帝京大学宇都宮キャンパスのデジタル技術、作新学院大学の経営学など各校の得意分野を持ち寄り、カリキュラムを作成。連携講座は3年間実施。1学期ごとに2単位を与え、10単位を取得すれば修了証がもらえる。大学の卒業に必要な単位にも算入できるようにするという。

同センター運営の中心となっている大学は、宇都宮大学、宇都宮共和大学、作新学院大学、文星芸術大学、帝京大学宇都宮キャンパスの5大学。県内には人文社会学や工学、芸術を包含する大学がないこともあり、連携が実現した。

同センターではこのほか、宇都宮市や宇都宮商工会議所など、地元の自治体や企業も協力し、地域振興の講座を行う考えだ。また、アート、スポーツ、音楽等による地域経済社会文化の活性化事業の企画・実施、市民向けの公開講座やワークショップの開催、魅力ある地域資源の活用による「まちづくり」の研究などを推進し、宇都宮都市圏の創造都市による発展をめざしている。

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