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進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。シリーズ2 大学・短期大学17学問系統別、大学の先生に聞く「学部・学科選択のポイント」

Part.16

学び系統16
家政・生活科学

【学べること】家政学、生活科学、生活福祉、食物、服飾、住居、生活環境、美容、美学など

共立女子大学 家政学部 被服学科
藤田 雅夫(ふじた・まさお) 教授
※組織名称、施策、役職名などは取材当時のものです
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進学先を検討する際、将来の目標や学びたいことを明らかにしたうえで、自分の希望にあった勉強・研究ができる進学先を探すことが重要だ。具体的に学部を検討してみると、同じ名称の学部はたくさんあり、大学によって学ぶ内容に特徴があることがわかる。では、どのような点に注目してこれらの学部を検討していけば良いだろうか。ここでは17の学問分野別に、大学の先生にインタビュー。自分にふさわしい学部を選択するコツ・ポイントについてアドバイスをもらった。

装う、作る、発信する…。衣服に関してあらゆる側面を学べる、伝統ある学科。就職先は教員・研究者からアパレルビジネスまで幅広く。

▲藤田 雅夫教授

私は、人はなぜ服を着るのか、服を着て相手にどう見られたいのかといった被服心理学の研究をする一方で、化粧品メーカーでマーケティングや経営戦略に携わった経験から、消費者の多様な行動という観点に基づく被服行動を教えています。

本学の被服学科は、染織文化財、造形デザイン、アパレル情報の3コースがあり、歴史や素材といった研究的分野から、実際に洋・和服を企画し、制作する、販売戦略を考えるといった実学的分野まで、装うことに関するあらゆる側面を学ぶことができます。衣服の洗浄や染色といった実験、PCで行う衣服の設計、化粧品のマーケティングといった多様な科目があります。

大学の源流は明治19年創立の共立女子職業学校の裁縫科。家政学部被服学科は、その発祥の流れをくむ伝統ある学科でもあります。一級衣料管理士の資格が取得できる国内15大学のうちの一校で、同資格はアパレルビジネスの仕事に就くのに有利な、志望者の多い資格です。

アパレルは、20世紀に入って一大産業に成長した分野で、国内の企業も積極的に海外に進出するなど、今後も相当の発展が期待されています。産業的にも、衣に関する知的好奇心と専門知識を持った人材が求められている時代だと言えるでしょう。

学科の定員は90名と、少人数制のケアが可能な規模です。被服学科を選ぶのに特別な才能はいりません。衣服や、ファッションに興味があり、努力する意志があれば、十分です。共立女子大学生は、真面目で素直な学生が多く、大学に入学してから、あるいは社会に出てから、伸びる学生が多いことが特徴です。将来像は、大学に入ってから、一緒に確立していきましょう。座学中心の1年生、実験なども行なう2年生、3年生でコースを選択して専攻に進み、4年生で卒業研究というカリキュラムは、多様な可能性を実現できます。

高校生へのアドバイス

女子大にはみな校風があり、それぞれ独特のものです。オープンキャンパス等の機会で、実際に教員や在校生と触れ合ったり、学校の雰囲気が「自分のフィーリングに合うかどうか」を判断することも大事ですね。

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