おしえてセンセイ・センパイ!

進路や学部・学科選びのポイントを、センセイ・センパイにインタビュー。
シリーズ6 業界で活躍中のセンパイにきく

Part.8

アコガレ★JOBインタビュー season 4
Part.8 自動車・航空(のりもの)

自動車整備士

関東三菱自動車販売株式会社
津田山店 サービス課 チーフ・コントローラー
久野 太志(ひさの・ふとし)さん
※組織名称、施策、役職名などは取材当時のものです
公開:
 更新:

世の中のさまざまな職業の中から、人気の業界で活躍している21職種の方々にインタビュー。それぞれの職業について、しごとの内容や、やりがい、面白さなどについて、語ってもらいました。「どんな人に向いているか」「なるにはどうすればいいか」など、これから進路を決めようとしている高校生に向けて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。

ラリー・ジャパンのメカニック経験もある久野太志さん

ラリー・ジャパン2005にメカニックとして参加
どんな車でも修理をあきらめない自動車整備士

私は関東三菱自動車販売に入社して16年、自動車整備士として、日々、現場で自動車の点検や整備を主にやっています。この職場は6年になります。

以前、川崎で勤務していた時、社内の選考会を経て、ラリー・ジャパン2005でランサーエボリューションのメカニックに参加するなど、ラリー競技という、究極の世界での自動車整備を経験し、今は町の整備工場野整備士として、実に幅広い仕事を経験させていただくことができました。

最近の車は、ガソリン車に比べ、ハイブリッド車など、電池とモーターを組み合わせたものも増え、機械的な部分が少なくなってきました。コンピューターで制御する車が多くなったので、整備の現場でもコンピューターをつないで整備するケースが非常に多くなりました。

車はお客様の貴重な財産です。自動車メーカーの一員として、そして整備士として、大切に車を扱うことを考えていますので、必要になったらコンピューターでも何でも使えるよう、私なりに日々勉強しております。

整備工場での久野さん

体力が落ち、力仕事がきついが
お客様の笑顔がやりがいになる

自動車整備の仕事は、私が心から好きな仕事ですので、基本的に苦労はありません。しかし、年齢を重ねると、どうしても体力が落ちてくるような気がしていて、力仕事が続くと、体のあちこちが痛くなったり、疲労がたまったりと、仕事がきつい時もあります。

そんなきつい時は、修理が完了して、車をお客様に引き渡す時、不具合が解消されてお客様が笑顔になっていただく瞬間と「ありがとう」の言葉が一番の薬になります。

また、最近お会いしたお客様が、92年製の当社の軽自動車を今も乗り続けていて、「完全に動かなくなるまで乗り続ける」とおっしゃいました。その言葉を聞いて、お客様が望まれるなら、その期待に応えられるよう、どんな状態の車が持ち込まれても、修理できるように腕を磨きたいと思いました。

車の整備をする生活をしていると、私の子のおもちゃが壊れても、買い換えるのがもったいなくて、その場で直してしまうことがあります。「おとうさんありがとう」と言われ、かっこいいところを見せることができて楽しいです。

手作業での力仕事も多くあります

こんな人に向いている!

デスクワークが苦手な人でも、体を動かすのが好きな人や、機械を直したり分解したり、とにかく機械が好きな人、そして手に職をつけたいと思う人には最適です。

やはり、自動車整備は、自動車のことが好きな人、作業することが好きな人が向いているといえますね。

動画でインタビューを公開中です。
サムネイル画像をクリックすると動画が再生されます。
(音声が出ますのでご注意ください)

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