EYE's Journal

いま知りたい教育関連のテーマについて、ドリコムアイ編集部が取材・調査

13-2

シリーズ13 生徒募集広報に関する高等学校アンケート調査
Part.2 
設問4~設問6

編集部
※組織名称、施策、役職名などは原稿作成時のものです
公開:
 更新:

ドリコムアイ.net編集部では、2012年4月17・18日の2日間にわたって、関東1都6県の高等学校1,338校を対象にした「生徒募集広報」に関するアンケートを実施した。このページではQ4~Q6の集計結果を報告する。

Q4 説明会や見学会の参加者確保のため、
どんな活動をしていますか? ※複数回答

《全体》

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全体としては「中学校訪問」が最も高く(75.3%)、「WEB・SNSの利用」(63.5%)、「塾訪問」(41.0%)と続く。

《国公立・私立別》

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国公・私立の別では、「塾訪問」(国公立23.6%、私立67.5%)、「募集広告出稿」(国公立6.4%、私立62.3%)に大きな差が出た。県別の差異では、「中学校訪問」がほぼ均一な数字になったが、「塾訪問」は、神奈川の国公立(13.0%)、千葉の国公立(5.1%)、群馬の国公立(0.0%)と軒並み低かったのに対し、東京の国公立(71.3%)が突出した数字となった。

Q5 生徒を集めるために
力を入れていることは何ですか? ※複数回答

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生徒を集めるために学校が力を入れていることついて、7つの選択肢を示し、該当する項目に○をつけてもらった(複数回答)。

最も多かった項目は「校風・学校の雰囲気」で408ポイント、次いで「学力対策」が376ポイント、3位が「部活動」348ポイント、4位が「カリキュラムの充実」321ポイント、5位は「文化祭や体育祭などのイベント」229ポイント、6位が「中学との連携」203ポイント、「その他」が58ポイントとなった。

「その他」では、資格取得、塾との連携、進路実績の充実、校外の合同説明会への参加、ボランティア活動への参加などがあげられた。

なお、この設問の回答校数は全部で542校だが、4つの項目において半数を超えるチェックが入っており、大多数の学校で複数の対策を行っていることがわかった。

Q6 生徒募集に関する広報予算はありますか?

「ある」と回答した学校が331校(61%)、「ない」と回答した学校が177校(32.7%)、無回答が34校(6.3%)であった。「ある」と回答した331校の国公・私立の別を見てみると、国公立が159校(29.3%)、私立が172校(31.7%)であった。

「ある」と回答した学校に対し、具体的な金額について全体の予算における広報予算の割合を尋ねたところ、「非公表・無回答」が84%で、ほとんどの学校から回答を得ることができなかった。回答を得た学校では、「10%未満」とするところが26校(9%)、「10%以上」が8校(3%)、「1%未満」が4校(1%)、「算出できない・未定」が9校(3%)であった。

また、割合ではなく具体的な金額や使いみちとして回答した学校では、「少量・わずか」とするところが5校(1.5%)、「金額は不明だが、学校案内やチラシ等の印刷代程度」が17校(5.1%)、「学校案内・チラシ等の印刷代として10万円程度」が4校(1.2%)、「パンフレット作成分40万~50万円程度」が7校(2.1%)、「50万円以上」が14校(4.2%)であった。

■アンケートにご回答いただいた高等学校およびご担当者の皆さま、ご協力ありがとうございました。この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。

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