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15-2シリーズ15 インターネット活用に関する高等学校アンケート調査
Part.2
設問4~設問5
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ドリコムアイnet編集部では、2012年6月22・23日の2日間にわたって、関東1都6県の高等学校1,338校を対象にした「学校におけるインターネット活用」に関するアンケートを実施した。このページではQ4~Q5の集計結果を報告する。
Q4-(1) 学校でインターネットを活用していますか?
学校でのネット活用状況について聞いたところ、『大いに活用している』と回答した学校は184校中167校で、全体の90.8%を占めた。公立と私立それぞれの割合は、私立は81校中74校で91.3%、公立が103校中93校で90.2%であった。
ネットをあまり活用していないと回答した学校では、その理由として『通信速度が遅いため、ほとんど使用しない』というものがあった。
このように、ネットの活用状況においては学校立別の差はほとんどなく、また、地域での差異もほとんど見られなかった。
Q4-(2) インターネットを何に活用していますか?
※複数回答
次に、ネットをどんなことに活用しているかを聞いたところ、184校中120校(65.2%)が「省庁や各種協会の公式HP」、「学校の個別公式HP」が120校(65.2%)と多く、次いで「学習塾や進学情報業者の公式HP」が95校(51.6%)、「教育評論家や有識者の個人のブログ」が24校(13.0%)、「mixi、Facebook等のSNSや各種コミュニティ」が10校(5.4%)、「その他」は20校(10.9%)であった。
「その他」の具体的な内容については、「授業に関連する情報収集」「ニュースサイト等の検索」「就職先や企業などの情報収集」「メーカーの公式HP」などが挙げられた。
Q5-(1) ネットへの接続・利用状況、
メールの送受信等を管理していますか?
管理していると答えた高校は71.0%で、この数字は公立私立、県での差異は殆どなかった。
Q5-(2) 情報の管理者は誰ですか?
管理者は、①校長・副校長12.7%、②進路指導の先生1.1%、③放送部顧問の先生0.6%、④情報科の先生16.6%、⑤外部業者に委託8.3%、⑥その他40.3%となった。
県、公立私立による差異は殆どなかったが、⑤外部業者に委託に関しては、国公立4.0%、私立13.8%と差が出た。
その他と答えた高校の内訳としては国公立で半数以上が県・都が管理していると答え、国公立高校全体の中に占める割合も24.7%と最も多い回答となった。私立では3分の1が専門の事務職員を置いていると答えている。
■お忙しいなかアンケートにご回答いただいた高等学校およびご担当者の皆さま、ご協力ありがとうございました。この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。